レコ漁日記(2003年10月12日:在札幌)
2003/10/12(sun)
5時半起床。起きるつもりは無かったのだが、アディダスのジャージが気になって熟睡出来ず起きてしまった。地下鉄の始発が6時過ぎなので、ホテルのロビーのネットコーナーでサイト巡回して始発を待って札幌駅へ。コンビニでおにぎり2個とカップの豚汁、きんぴらごぼうを買ってからコインロッカーから荷物を出して、タクシーでホテルへ戻る。部屋で朝食を食べてから、ゆっくり風呂に入って寝直す。11時過ぎにKanaさんからの電話で起床。12時半に厚生年金会館のロビーで待ち合わせということになる。準備をして、地下鉄経由で厚生年金会館へ。12時半過ぎに、Kanaさん登場。Kanaさんは、73年のブラウン初来日時、通訳とコーディネーターの仕事をされていたので、今回色々当時のお話を伺う為に面会の約束をして、お会い出来ることになったのだ。由美子さんも一緒に1階の喫茶店でお茶を飲みながら73年当時の話を伺う。昔の写真を色々見せて頂いたりして、あっと言う間に時間が過ぎる。3人とも昼食を食べて無かったので、二階のレストランへ。名前がイカしてました(^^;)。
レーベルと関係あるのか(^^;) |
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そして、メニューが凄い。10月は、オムライススペシャルメニュー月間だそうで、私は、オムライスゲロンパを注文しました。
「ゲロッパ」じゃないところがニクいですね(^^;) | 実物 |
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普通、こういう名前付けないよなあ、と思って、ウエイトレスの方に「これは何か意味があって付けたのですか?」と聞いたのですが、「特に意味は無い、と聞いてます」とのことでした。嘘つけ!絶対にブラウン来日記念のメニューに決まってるよな(^^;)。昼食後、更に由美子さんの部屋で色々話をする。Kanaさんは、73年以来ブラウンもメンバーにも会っていないらしく、今回来日した当時のメンバーは、ブラウンとダニー、フレッド=トーマスのみなので、会って色々と話がしたいとのこと。で、まずはメンバーが泊まっているホテルが判明したので、タクシーでホテルへ向かうことにする。
ホテルに入ったら、丁度目の前の売店コーナーでシーラ、スパイクが買い物中でした。更に売店の奥にダニーが居たので、Kanaさんは彼に声をかけ、写真を見せて30年振りの再会となる。ダニーは写真を見てすぐに思い出したようで、Kanaさんとニコニコと笑顔で会話を始めた。折角なので、私が記念写真を1枚撮ることに。
二人ともいい笑顔です(^^;) |
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で、ダニーは日用品などの買い物をしたいということでKanaさんがエスコートして札幌市内に買い物に行くことになる。私と由美子さんは、彼らが戻って来るまで、フロント前で待つことにする。待ってたら、メンバーが一人、二人とロビーに登場する。その度にご挨拶。そして、今まで手拭いにサインを貰えてなかったエリック、シーラにサインを貰う。よしよし。あと少しだ。
しばらく待ってたら、Kanaさんとダニーが買い物を終えて戻ってきた。ダニーとKanaさんとは、個人的な話があるようで、ダニーの部屋で話をするらしい。Kanaさんが、我々が部屋に一緒にいても構わないとダニーから了承を得ている、とおっしゃってたので、ご厚意に甘えて一緒にダニーの部屋に行くことに。部屋に入ると、彼はリズム&ブルースのCDをBGMにかけた。"A CHANGE IS GONNA COME""I'VE BEEN LOVING YOU TOO LONG"などが流れてきて、彼はそれに合わせて鼻歌を唄っていた。とても信じられないが、あのダニー=レイが歌を歌ってる!驚く間も無く、まずKanaさんが我々に気を使って頂き、私と由美子さんとに、ダニーから手拭いにサインを貰う。感謝です。部屋のドアがちょっと開いてて、我々が騒いでいたのに気がついたシンシアが部屋にやってきたので、手拭いにサインを貰う。あとはケリーだけだ。そして、Kanaさんとダニーの30年振りの昔話に花が咲く。ダニーは、とにかく、良く喋る、喋る。そして、それにKanaさんが応える形で会話が進んで行く。流石に早口なので、私は半分も理解出来なかったが、時々Kanaさんが訳してくれたりして助かりました。ダニーは、我々に気を使い、「冷蔵庫の飲み物を自由に飲んで気楽にやっていいよ」と言ってくれたが、我々は一応自分の飲んだものは自分で支払うことにして、それぞれ飲み物を飲みながらの会話となった。私はワインを頂いて飲んだのだが、全く酔えず。そりゃそうだよなあ。40年もブラウンに連れ添った伝説の司会者が自分の目の前で喋りまくっているんだから。
Kanaさんは、ブラウン自伝のペーパーバック初版を持ってきており、その当時の写真を見せていたら、ダニーが、60年代前半のメリーランドで起きたツアーバスの事故の写真を見て一言。「このバスには俺も乗ってたんだ。路面が凍っててスリップしてバスが3回転くらい回ったんだよ。幸い怪我人はなかったけどね」あと、自らの体験から得た貴重な人生訓を、ゆっくりとした英語で話してくれたりと、もう感動しまくりでした。盛り上がった所で、ダニーはフレッドを呼び出す。フレッドが来て、Kanaさんが当時の写真を見せたら、彼は、"OH!NO!DAAAMN!"と言ってびっくりしてました。またもやKanaさんは30年振りの再会。本当に感動的な場面に立ち会えて嬉しかったです。そして、彼ら3人での話は尽きない。
楽しく会話中(^^;) |
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合計で3時間弱くらい話をした後、お別れとなる。Kanaさんは、まだ話が尽きないので、明日も会うらしい。喋っている間、何も食べておらず、皆お腹が空いていたので、食事の為、とりあえずススキノまでタクシーで出る。面倒なので、またもやつぼ八へ(^^;)。ここでは、Kanaさんの昔の仕事の話などをしながら食事する。70年代後半に来たジョージ=ベンスンなどの貴重な写真などを見せて頂き、楽しかったです。いやー、札幌は素晴らしい街です。明日はライヴなので2時頃に解散となる。ススキノに近いホテルだったので歩いて戻る。日記メモして3時半就寝。