レコ漁日記(2002年3月)



2002/3/22(fri)

7時起床。朝食は、自家製全粒粉パンにリンゴジャムをつけて、リンゴジュースで頂く。出社して、顧客対応。昼食は、近所で弁当を買って食べる。午後も引き続き顧客対応。夕方、ようやく目処がつき、退社。ああ、今日は絶対行けないと思っていたのに、良かった良かった(^^;)。

仕事が出来ない私は、イヴェント前だといつもこうなのよね〜(T_T)。急いで自宅へ戻って着替えて駅へ向かう。17時54分発のやまびここまちのこまち号になんとか乗る。夕食は、車内で舞茸弁当。食後、引き続き顧客対応の為の電話かけまくり(T_T)。落ち着いて席に座ってなかったなあ。19時34分東京着。

今日は、CHUCK BERRY & JAMES BROWNジョイントコンサートが東京国際フォーラムで行われるのだ。で、東京国際フォーラムって、京葉線のホームから繋がっているとのことで、京葉線への道を延々と歩く。なんか12月に茂原に通った時のことを思い出すなあ(^^;)。ようやく京葉線の改札を抜ける。階段を登っていくと看板が立っていた。


張り紙を剥がしたかった(^^;)

開演時間を過ぎているせいか、あまり人もいない。受付で半券を切って貰った時、受付のお兄さんに、「はじまってますか?」と聞いたら、「はい、ブラウンが最初みたいですけど」と言われて、大変アセる(^^;)。階段を登って広いフロアに出たら、Tシャツ販売所があったが目もくれず、またエスカレーターを駆け登る。入り口の扉が分からず、階段を登ったり降りたりしてようやく発見、ホールに入ると、チャックベリーがブルースを演奏していた。ああ、良かった(^^;)。とりあえず席を探して歩いていくと、関夫妻発見!そして隣には、rice 'n' ribsのマスターのゆうじさんが。前から5列目で、いつも関さんには良い席を確保していただいて感謝です。

チャックベリーのバンド構成は、ドラム、ベース、キーボード、そして本人がギターの4人編成。バンドメンバーも結構おトシの方でした。ステージも終盤に入っていたようで、ブルースナンバーが終わってから、チャックが、"Security,we want 6 young ladies to get on the stage..."と言ってから、演奏を始めた。おお、ステージに上げて踊らせるのね〜。おそらくいつもこういう企画で盛り上げているのだろうと思って見てたら、2〜3人の女性が上がった後に、若者の集団が凄い勢いでステージ前に駆け付けて、無理矢理上がってしまった。すると、もう歯止めが効かなくなって、どんどんステージに人が上がり始めた。警備員の人数が少ないせいか、止められないようで、それでもチャックベリーは、なんとか演奏を続けてました(^^;)。心無い若者が演奏中に触ったりしてて、チャックは凄く怒って、演奏中断したりしてましたが、最後まで演奏してたのはさすがに貫禄ですな。1曲終わって、ステージから全員降ろして、最後に「ジョニーBグッド」やって終了。半分しか聴けませんでしたが、楽しいロックンロールショウでございました(^^;)。

セッティング直しの為、ローディが出て来て、チャックベリーのセットを片付けていく。いよいよブラウンの出番だ。20分程で、ソウルジェネラルズのメンバーが登場。会場が沸く。いつものように、ブラウンの曲を少しずつメドレーで演奏していく。そして、ダニーレイが登場。これまたいつものMCが始まる。"LADIES AND GENTLEMEN,WE PROUDLY PRESENT THE JAMES BROWN SHOW!"これだよ、これこれ!そして、BITTERSWEETSのメンバーがブラウンのヒット曲の名前を次々と読み上げ、ダニーに繋ぐ。"PLEASE PLEASE!""I GOT THE FEELIN'!""LIVING IN AMERICA!""SEX MACHINE!"いよいよスタートだ。"LET'S CALL THE KING OF SOUL!JAMES BROWN!""JAMES BROWN!"いつもは、このコール&レスポンスなのだが、今回は、"JAMES BROWN,GET UP,GET UP!"と、ちょっと変わったコール&レスポンス。そしてブラウン御大の登場だ。今日は紺色のスーツ。曲は、ミドルテンポのヘヴィファンク。ああ、これは"MAKE IT FUNKY"だ。しかも"2000"ではなくてオリジナルだよなあ。珍しいオープニング。そして、サックスのJEFFが吹くフレーズは、"REVOLUTION OF THE MIND"LPでの同曲のセントクレアピンクニーのソロのフレーズまんまだ。このフレーズは、"CAN'T GET ANY HARDER"でもサンプリングされている有名なフレーズなんだよなあ。最高。その後は、ファンク、バラード、インストといつもの構成と同じ。今回のメンバーと、曲順不同ですが、思い付く限りのセットリストを書いておきます。今回は、KEYBOARDのJERRY POINDEXTERがヴィザの都合で来日出来なかったようで残念です。

BITTERSWEETS
CHNTHIA MOORE,AMY CRISTIAN,KELLY JARRELL,SHIELA

SOUL GENERALS
DRUMS:ERIK HARGROVE,ROBERT THOMPSON
GUITAR:KEITH JENKINS,DARRYLL BROWN,UNKNOWN
SAX:JEFF WATKINS,LEROY HARPER
TRUMPET,KEYBOARD:HOLLIE FARRIS
PERCUSSION:GEORGE "SPIKE" NEALY
BASS:FRED THOMAS,RAY BRUNDIDGE

DANCER
SARA RAYS,UNKNOWN

SINGER
ROOSEVELT "R.J." JOHNSON
TOMI RAE

MC:DANNY RAY

SET LIST(3/22 FRI)

MAKE IT FUNKY
COLD SWEAT
CAN'T STAND IT
I'LL GO CRAZY
LIVING IN AMERICA
TRY ME
BLUES IN THE NIGHT
EVERY BEAT OF MY HEART
I GOT THE FEELIN'
IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD
(I GOT YOU) I FEEL GOOD
GET ON THE GOOD FOOT
SOUL POWER
SOUL MEN
PLEASE PLEASE PLEASE
SEX MACHINE

TOMI RAE:TRY,BALLARD MEDLEY,I CAN'T TURN YOU LOOSE

普段あまり演奏しない"I'LL GO CRAZY"をやってくれたのが嬉しかったですね。あと、"LIVING IN AMERICA""PLEASE PLEASE PLEASE"でのマントショウでは、マントではなく、なんと鶴の絵柄で、オレンジ色も鮮やかな着物(^^;)を使用しておりました。誰か差し入れしたのかなあ(^^;)。"SOUL POWER"では、最前列にいたファンのオジサンが、JB DANCING DOLL(スイッチを入れると、オリジナルの"(I GOT YOU) I FEEL GOOD"を歌い踊る人形です)をブラウンに差出したら、ブラウンは喜んでそれのスイッチを入れて曲をマイクで拾って会場の皆に聞かせたりしてました(^^;)。あの人形、早く買わないといかんなあ。

途中に、TOMI RAEさん単独のショウが挟まれて、バラードタイムでは、ブラウンとのバラードの応酬合戦(TOMI"COME RAIN OR COME SHINE"→JAMES"YOU SEND ME","UNFORGETABLE"→"BEWILDERED")があって、ビツクリしました。ブラウンがサム・クックの"YOU SEND ME"を歌うなんて、本当に珍しいですよね。隣にいたゆうじさんは凄く感動しておりました。

アンコールは無し。チャックベリーと一緒にステージに立つこともありませんでした。最後の"SEX MACHINE"の途中で、ゆうじさんは仕事らしく凄く残念そうに席を立って帰っていきました。仕事のある方はツラいっすよね(T_T)。コンサート終了後、関夫妻は、ロビーで一服するというので、その合間に売店でTシャツを購入、白黒2種類あるので両方買わざるを得ない(失笑)。各3500円でございました。

ブラックホワイト

ロビーに戻ると、関夫妻以外には誰もおらず、とりあえず楽屋突入交渉の為、一階の受付まで降りる。受付にはまだ少し人が残っていた。その中に、ブラウンのライナー執筆歴25年(^^;)の吉岡正晴さんがいらっしゃった。吉岡さんにご挨拶、ブラウンの最新アルバム「ネクスト・ステップ」の解説で、当HPを取り上げて頂いたお礼を言うと、「今日のセットリストって、チェックしてましたか?覚えていたら後でメールで送って下さいね。」との依頼が(^^;)。あわてて思い出しながら曲をメモするが、ちょっとうろ覚え。さすがにトシを取ると記憶力も無くなってしまっている(T_T)。

楽屋突入の件は、今日は時間が押してて、ブラウンを始めメンバーも既に楽屋を出たとのことで残念ながらNGとなった。であれば、メンバー宿泊のホテルに行くか、いつもメンバーが集まるBAR TEARSに行くか、のどちらかの選択となる。とりあえず、食事をして考えようということで赤坂のデニーズへ。JB EXPRESS号に乗せて頂く。

デニーズで、野菜スパゲティで夜食。食事をしながら、関夫妻と今日のライヴについて、あれこれ語り合う。関夫妻は、なぜか今回の来日はあまり燃えなかったとのことで、いつもなら強引に楽屋突入する関さんが、あっさり引いたのはそのせいなのか。単独公演ではなくて、チャックベリーとの共演というのも影響しているかもしれない。そのうちに関さんの携帯が鳴る。SOUL GENERALSの関係者からで、ホテルからTEARSまでJB EXPRESS号で何人かメンバーを送迎して欲しいとのこと。関さんは、食事を始めたばかりだったので断ろうかと思ったらしいが、私がいたので記念になると思って、少し待って貰ってから迎えに行くと伝えていた。いつもご配慮頂き感謝します。

食事が終わってデニーズを出て、ホテルへ向かう。ホテル側とは反対の車線に停車したところで、向こう側からメンバーが5〜6人歩いて渡ってこちらへ向かって来る。関夫妻は、車を降り、各メンバーと抱き合ってご挨拶。私も何名かと握手でご挨拶。JB EXPRESS号には全員乗り切れないため、残りはタクシーでTEARSへ向かうことになった。メンバーが乗ってから、関さんがカセットでブラウンの曲("COLD BLOODED")をかけると、全員が大合唱(^^;)。うう、このJB EXPRESS号は世界一ファンクな車ですね(^^;)。当たり前だろうけど、やっぱり皆ブラウン大好きなんですね。そうじゃなければ、SOUL GENERALSのメンバーにならないよなあ、なんて考えつつ、六本木TEARSに到着。

フロアは、既に一般客で盛り上がっている。我々が到着した頃は、DJは、モータウン系を中心にかけていましたが、そのうちにブラウンを始めとするファンクや、ディスコ、オールドスクールヒップホップ(殆どシュガーヒル系)、そしてGO-GO("PUMP ME UP""BUSTIN' LOOSE")などを混ぜながらのプレイとなり、変化があって楽しめましたです。今日は、サーヴィス選曲だったのでしょうか(^^;)。我々やSOUL GENERALSのメンバーはともかく、一般客の方々もかなり盛り上がっておりました。とくに、ヒップホップ関連の曲がかかっていた時は、ブレイカーらしき男性2人がそれ風の踊りでフロアを制圧して大盛り上がりに。ここはなんでもありなの?、という感じで面白かったです。

98年12月以来のTEARSなので、当時一緒に盛り上がったメンバーも、私を覚えてくれていないだろうという関さんの優しい配慮で、各メンバーに私を紹介して頂く。光栄にも、関さんは私のことを「ナンバーワン・コレクター」と紹介して頂いてたようで、その後に「アイムNO.2」と言ってウケを狙ってました(^^;)。各メンバーには、私のオリジナルのトレーナー(キング後期のJAMES BROWN PRODUCTIONのブラウンの顔をプリントしたもの)がウケておりました。次回は沢山作って、メンバーに配ろうかなあ(^^;)。では、その盛り上がりの一部始終を。


JEFFと関夫妻CYNTHIAとダンス合戦(^^;)
御機嫌なスパイクと関さん(^^;)スパイクと由美子さん(関夫人)

3時半過ぎに、ドラムのROBERTとBITTERSWEETSのCYNTHIAがホテルに戻るということで、JB EXPRESS号に同乗し、一緒に帰ることにする。ホテルで二人と挨拶してお別れ。また明日のコンサートを楽しみに、というところ。で、私は今日、ライヴが観れるとは思っていなかったので、いつもの市ヶ谷の宿をキャンセルしており、宿が無いのだ(T_T)。関さんにホテルを探して貰って、渋谷のカプセルホテルをようやく見つける。お世話様でした。明日も盛り上がりましょう!ということで、今日はお別れ。楽しい一日でした。チェックインして、風呂に入りたかったのだが、さすがにこの時間はやっておらず、すぐ寝る。就寝4時半。



2002/3/23(sat)

8時半起床。やっぱ、良く眠れんよなあ。風呂に入ってさっぱりしてチェックアウト。昨夜、暗くて場所が良く分からなかったのだが、歩いているうちに桜ヶ丘だと判明。間もなく渋谷駅の南口方面に出る。とりあえず朝食を食べようと思い、レコ村方面へ。前回上京時に行った記憶がある大戸屋へ。ここはヘルシー志向かつ禁煙フロアがあるので好きです。

豆腐と野菜のサラダ定食に納豆を

食後、レコ漁へ。まだ11時前だったので、開いている店が無い(T_T)。ようやく11時過ぎたところで、シスコへ。久々だよなあ。最近はこの店で買うものもないよなあ、なんて勝手に考えていたのだが、それは大間違いだと分かってしまいました(^^;)。「オールドスクール」「ゴーゴー」の仕切板があるなんて、知りませんでした。で、買うべきものを買う。

1 DROP THE BOMB / TROUBLE FUNK(JAMTU 3005)12":3800YEN
2 BEACH BOY / VERTICLE LINES(TUFF CITY TC-0001)12":3800YEN
3 CLOUD ONE-PATTY DUKE / CLOUD ONE(SOUND OF NEW YORK,USA 703)12":1580YEN
4 GAZILLIAN RHYME/SPREAD LOVE/FENCE WALK / THE BRIDGE IS OVER(BOZO MEKO 022)12":1280YEN
5 COLDCUT MEETS THE GODFATHER / JAMES BROWN(URBAN URBX 17 DJ)12":1150YEN

1は、話題のJAMTU盤。しかもSNOWBOYのウオント(^^;)。彼のお土産用とも思って買ったのだが。2は、タフシティの記念すべき1枚目。実は持ってなくて、今HPに貼ってある画像は、スイスのDJの方からレーベルの画像だけ送って貰ってたものなのですよ。内容は、たいした曲じゃない、と聞いてたのですが、ヴォーカル物で、エレクトロっぽくてなかなかイケます。3は、"SPOONIN' RAP"と同じトラックにシンセがビヨビヨと絡むインスト曲。再発らしいですが、こんなのいつ再発したんだろう。あのトラックは好きで好きで、いつかは、あのトラックだけで30分回したいと思っております(^^;)。4は、"BRAZILLIAN RHYME"のエディットヴァージョン。初期のgXcのパーティで、gwm氏がかけてて、気に入って、それ以来ずっと探してたので嬉しかったです。5は"PAYBACK MIX"のプロモ盤の再発。片面オンリーの12インチです。

次はユニオン。地下のジャズコーナーは、放出直後らしく、それ目当てのオジサンが群れててコワかったので、3階のロック・ソウルコーナーへ避難(^^;)。とりあえず何枚か買う。

1 ORIGINAL SOUNDTRACK RECORDING "FRITZ THE CAT"(FANTASY MPF-4532)LP:1490YEN
2 TRY ME / JAMES BROWN AND HIS FAMOUS FLAMES(SING 635)LP:960YEN
3 IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD(LIVE IN NEW YORK 1980) / JAMES BROWN(UNIVERSE UV036)CD:1990YEN

1は、アニメのサントラ。といっても、あなどってはいけません。FANTASY/PRESTIGE音源のジャズファンクが何曲か入っております。1曲目が"BLACK TALK"(CHARLES EARLAND)というのはビツクリではないでしょうか。2は、デンマーク盤の再発。このSINGというレーベル、なかなかシャレてますよ。勿論KINGのもじりで、マークは2インチKING(KING初期のLPのレーベルロゴ。レーベルに書いてある"KING"のロゴの幅が2インチなのでこう呼ぶらしい)のロゴそっくりです。"PLEASE PLEASE PLEASE"の再発もあるのですが、この2枚以外にリリースあるのでしょうか。しかし、この値段、セール中で2割引いた価格とは言え、さすがはユニオンです。3は、80年のニューヨークのライヴということで、ちょっと期待したのですが、チャスティンパークでした(T_T)。でも、このCD、ライナーにディスコグラフィが付いているのでお得です。このディスコグラフィはデータ的には充実しておりますので、参考にしたいです。こういうディスコでいつも気になるのが、71年にKINGからリリースされた2枚組の"JAMES BROWN"(K1137)というアルバム。これって、一度も見たことないのですが、実在するのでしょうか?お持ちの方がいらっしゃいましたら、画像だけでもお送り下さい(^^;)。

次は、パーフェクトサークル。でも、まだ開いてない(T_T)。そうだよ、12時ちょい前だもんなあ。仕方が無く、ビルを出てマンハッタン3へ。ここは開いてたぞ。いつものように7インチを買う。

1 SUPER GUDER BREAKS VOL.1/CHAMELEON / MR. GUDER(FUNKYDOWN 701)7":1080YEN
2 SMILE IN YOUR FACE FEAT. MURO / BOO(UNIVERSAL ISJH-1002)12":1400YEN

1は、UK盤で重量盤7インチ。A面は、ベーシックなドラムのリズムに被せて"GET UP,GET INVOLVED,GET INTO IT""FOR THE LOVE OF MONEY""CLEAN UP WOMAN"KOOL IS BACK"が次々と演奏されていくBREAKESTRA風。B面は、あの曲です。でもシンセがチープで寂しいです。2は、山下達郎氏公認の"SPARKLE"サンプリングの1曲。SUNAGA'T EXPERIENCE REMIXは、ボッサです。

そして、パーフェクトサークルに戻って、7インチ1枚。

RAPP PAYBACK / JAMES BROWN(TK TKX-1039)900YEN

プロモ盤でございます。これでレコ漁は終了。で、シマさんのお宅へ向かう。今日は、7インチのトレードの為にお邪魔するのだ。こちらの7インチは、「キス」(リカ)。これって、当時、仙台で買ったんですよね。なぜかCDシングルも買ってるので、特に思い入れが無い私いとしては、シマさん秘蔵の7インチとのトレード用としては大歓迎でございます。到着してお部屋にお邪魔したら、「お酒にしますか、お茶にしますか」とのお言葉に甘えて、シマさん秘蔵の日本酒を頂く。うう、昼間から飲む日本酒はキくなあ。勿論、凄く美味しいのですよ。ふと、テーブルの上を見ると、宝島のVOSのヴィデオが。オークションで購入したそうで、なんとナツメグレーベル特集。92年のもので、TOKYO NO.1 SOUL SET,CHIEKO BEAUTY,ピアニカ前田、トマトス、エマーソン北村、CHIKA BOOM,A.K.I.等、あの時代のアーティストが続々。特にソウルセットの「アンモラル」のクリップが最高。まだ4人の頃でした。ヴィデオを観ながらお酒が進む(^^;)。日本酒を空けてしまったので、次に芋焼酎を頂く。これもまた美味しい。ヴィデオを見せて頂いた後、シマさんセレクトのレゲエのレコを何枚か聞かせて頂く。"MAKE IT FUNKY"のレゲエカヴァー"MAKE IT REGGAE"のヴァージョン違いが収録されているLPなんてのも見せて頂いて、非常にタメになりました。


シブいジャケです。

で、いよいよトレードの7インチが(^^;)。

ペラペラの紙ジャケ見本盤です(^^;)

2000年11月のmassive2000の時に見せて頂いて以来、1年4ヶ月ぶりの御対面(^^;)。88年7月21日発売、とレーベルに書いてあるのにジャケでは8月21日となっているのは発売延期されたのでしょうか(^^;)。当時、こういう7インチのプロモが放送局向けに配られていたというのは、アナログからCDへの移行期でも、まだアナログが幅を効かせていた、ということなのでしょうか。とりあえず、A面、B面とも音チェックの為に聞かせてもらったのだが、文句無し。シマさんも、「やっぱ、いいっすよね、これ。惜しいなあ。」という言葉を漏らしておりました(^^;)。これが7インチで入手出来るとは本望です。目指せ、CDS、7インチ、12インチのオールコンプリート(^^;)。

急に降り出していた雨も小降りになってきたので、このへんでおいとまする。シマさん、残りの1枚のネタ振りを宜しくお願いします(^^;)。

いつもの市ヶ谷の会社関連施設へチェックイン。今日の夜は、非常に長くなりそうな予感なので、仮眠する。17時に再起床。いろいろと準備をして出かける。昨日と同じように東京駅の京葉線方面への地下道をずっと歩いて改札を抜けて東京国際フォーラムへ。到着時間は、開演時間の18時の少し前くらい。今日の席は、前から14列目だ。席を探して座ると、斜め前にオーサカ=モノレールの中田さんがいた。あ、1列間違えたな、と思って前に移動してご挨拶。少し話をしていたら、すぐにチャックベリーが出て来てコンサートが始まった。ロックンロール3曲に、ブルース2曲、という構成で、最後は、「ジョニーBグッド」。昨日は、ステージに200人上がって混乱したので、「4人」ということでした(^^;)。2人目の女性がステージに上がったので、よく見てみたら、関さんの奥さんの由美子さん(^^;)。さすがは関夫人でございます(^^;)。踊りもうまかったです。

チャックベリー終了後、セッティングを直して、いよいよブラウンの出番だ。昨日と同じように、まずソウル・ジェネラルズが登場し、ブラウンのヒット曲を小刻みに演奏、ダニー・レイが登場してのMC、"LET'S CALL THE KING OF SOUL HIMSELF,JAMES BROWN!""JAMES BROWN!GET UP,GET UP!"のコール&レスポンス。そしてブラウン登場。今日は黒のスーツに緑のシャツ。曲は昨日と同じ"MAKE IT FUNKY"でスタートだ。曲進行は、昨日と殆ど変わらないのだが、微妙に違うところがあるので、まずは記憶を辿って書いたセットリストを。

SET LIST(3/23 SAT)

MAKE IT FUNKY
COLD SWEAT
CAN'T STAND IT
GET UP OFFA THAT THING
TRY ME
BLUES IN THE NIGHT
HEAVY JUICE
I GOT THE FEELIN'
MOTHER POPCORN
PRISONER OF LOVE
IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD
PLEASE PLEASE PLEASE
SEX MACHINE

TOMI RAE:TRY,BALLARD MEDLEY,I CAN'T TURN YOU LOOSE
CYNTHIA MOORE:RESPECT

"HEAVY JUICE"は、ジャズのインストで、各人がソロを取っておりました。昨日演奏しなかった"PRISONER OF LOVE""GET UP OFFA THAT THING"や、BITTERSWEETSのCYNTHIAにソロを取らせた"RESPECT"など、やはり二日続けて同じ内容にしないブラウンの工夫が見られて嬉しいですね。昨日よりも曲数が少ないのは、最後の"SEX MACHINE"を延々と20分以上やっていたからだと思います(^^;)。それでもグルーヴがどんどん強くなっていったのは、さすがだとしかいいようがありません。隣の中田さんもノリノリでした(^^;)。前日と同様、アンコールは無し。

終了後、ロビーの受付前で関夫妻と待ち合わせ、ということで中田さんと二人で待つことにする。そのうちにKSKさんが登場。ご挨拶する。今日は二階席だったとのことで、それでも最高でした、との感想が(^^;)。確かに、昨日に比べたら今日の方が盛り上がったかもしれない。KSKさんと、明日予定されている日英GO-GOサミットの話をしていたら、中田さんの相方のMさんとライターの方が登場。彼等は別席で見ていたとのこと。ようやく関夫妻登場。パスを貰う為、しばらくここで待機、ということになり、KSKさん、Mさん達とはお別れ。しばらく待って、関係者も殆どいなくなったところで、招聘元のJECのスタッフの方が登場し、パスを頂き、ステージ裏のロビー(楽屋出口)のところまで案内される。今日は楽屋の中には入れて貰えないということで、ブラウンの登場をじっと待つしか無い、ということで、ロビーの椅子に座って待つ。

関さんは、今日はあまりブラウンに会える感じがしないなあ、とちょっと寂しそうに漏らしていたが、まず、ソウルジェネラルズのメンバーが登場。すぐホテルまで移動しなければならないので、とりあえず、挨拶して、握手したりしてお別れ。その後、しばらく沈黙の時間が。私は、初めて購入したブラウンのLP("BEST OF JAMES BROWN"(POLYDOR MP 8643/4)2LP)とサインペンを持ってきてたのだが、中田さんは、何も準備していなかったようで、せめてモノレールのCDを持ってきて、ブラウンに渡せば良かったのに、などと雑談したりして、更に時間が過ぎていく。

そのうちに、あの独特の喋り声が聞こえてきて、楽屋に通じる廊下の曲り角からブラウンと夫人のタミーレイさん、付き人達の御一行が登場、私は思わず立ち上がって、"OH ,MR.BROWN!"と小声で叫んでしまう。ブラウンは、恐らく私のオレンジ色のトレーナー(KING後期のJAMES BROWN PRODUCTIONの顔マークをプリントしたもの)を見て喜んだのか、私の方を指さして、"AHHHH!"と言って喜んでくれていた。そして、まず関夫妻が握手、抱擁してご挨拶、そして関さんから、私と中田さんを紹介して頂き、それぞれ抱き合って、握手をして挨拶をする。もう、信じられないような状況。中田さんも凄く緊張している。そして、関さんの顔を見て思い出したのか、ブラウンの方から、"PICTURE?"と声を掛けて頂いた。そう、関さんは、写真を取りまくっているので、ソウルジェネラルズのメンバーからは、PICTURE MANと呼ばれているのだ(^^;)。

まず、私が、関夫妻と中田さんとブラウンの写真を。そして、中田さんに、私と関夫妻とブラウンの写真を撮って頂く。ブラウンの手には、なぜかリンゴが(^^;)。


中田さん緊張してます(^^;)新旧ブラウンの対比が素晴らしい(^^;)


ブラウンは、ホテルに急いで戻る状況らしく、サインを貰おうと思ったが、写真を撮ったところで、お別れ。再び握手をしてから、一行はエレベーターに乗って消えてしまった。

残った我々は、皆興奮覚めやらない状況。まず、私のデジカメの画像を再生し、きちんと写っていることを確認し、盛り上がる(^^;)。関さんも、「今回は、絶対会えないと思ったけど、本当に良かった」と言って凄く喜んでいる。中田さんも、ブラウンにモノレールの事を喋ってアピールしていたようで、凄く感激していたようでした。

とりあえず、もう楽屋には誰もいないはずなので、行ってみる。きちんと張り紙がしてあった。関さんが写真を撮ってたので、つられて私も撮る(^^;)。やっぱ、ブラウンだけは個室なんだよなあ。

ブラウン様楽屋(^^;)その他ご一行様楽屋(^^;)

再び、JECのスタッフの方が来て、もう搬出の時間の期限が来ているので、地下の駐車場まで案内して貰って、パスを返却する。駐車場で、今夜のメンバーの打ち上げに来れるようであれば、後で合流しようということで、一旦、中田さんとはお別れ。私はJB EXPRESS号に乗せて貰い、東京国際フォーラムを出る。

打ち上げの前に、関さんのお友達のモリヤさんと合流し、まず、ソウルジェネラルズの宿泊しているホテルへ向かうことにする。夕食を食べている時間が無いので、途中、コンビニに寄って、ビールとサンドイッチを買い、車の中で食べる。

ホテル到着。ロビーには、ソウルジェネラルズのメンバー、チャックベリーのバンドのメンバーがたむろしており、凄い状況(^^;)。早速、関さんは、PICTURE MANと化して、写真を撮りまくっていました(^^;)。由美子さんが、ダニーレイ、フレッドトーマス、ダリルブラウン(ブラウンの息子さん)と関さん、モリヤさん親子を撮ろうとしていたので、それを後ろから1枚撮る(^^;)。


錚々たるメンツですなあ(^^;)

ロビーには、ドン勝本さんもいらっしゃった。今夜の打ち上げは、白金のダンステリアでやるらしく、勝本さんが仕切っているようだ。メンバー達は、とりあえず食事をしたかったようだが、近くで食事が取れるところが無かったので、まずダンステリアへ向かうことになった。関さんと、モリヤさんの車に乗れないメンバーは、タクシーに分乗ということで、私は、ベースのレイとドラムのエリックとともにタクシーに乗る。こういう時は、メンバーと何か会話したいと思うのだが、やはり急なことで何を喋ったら良いのか、そして喋っても会話になるくらいの英語力がないよなあと思っているうちに時間は過ぎていくもので、ダンステリアに到着。他のメンバーを乗せた車もほどなく到着し、皆で中に入る。

既に中では、一般のお客さんで盛り上がっていた。DJは、ブラック系のアーティストの日本盤のジャケットのイラストで有名なエモリアイ氏。ディスコクラシクス系がかかっていたが、ソウルジェネラルズ御一行様が到着、ということで、急遽JBファミリーへと選曲変更。"SOUL POWER '74"(MACEO & THE MACS)をかけたら、サックスのJEFFが、持参してきたサックスで、それに合わせてブロウしはじめる。うわー、これは4年前のブリッツの後のTEARSと同じだよなあ。ジェフの吹くフレーズが、またどこかで聴いたことがあるフレーズだと思ったら、初日の"MAKE IT FUNKY"で吹いてた"REVOLUTION OF THE MIND"LPでの同曲のセントクレアピンクニーのソロのフレーズだ。ジェフはこのフレーズを相当気に入っているんだろうなあ。そのうちに我慢しきれなくなったという感じで由美子さんが立ち上がって、ジェフの側で踊り出した(^^;)。


ジェフその1ジェフその2
ジェフその3踊る由美子さん(^^;)

ジェフの演奏が終わると、またDJタイム。DJは、エモリアイ氏から、ニック岡井氏へ。いやー、豪華DJ陣ですなあ。そのうちに中田さんと相方のMさんが登場。関さんが、ダニーレイやフレッドトーマスらに声をかけて、中田さん達を紹介する。中田さんは、英語が出来るので、すぐにダニーやフレッドと打ち解けてお互いに話込むようになっていたようです。ダニーが、フレッドと中田さんとの2ショットを撮るようなので、それに便乗して私も1枚。


凄い組み合わせです(^^;)

中田さんの相方のMさんは、ダンディなダニーレイにぞっこんで、写真を沢山撮っていたようでした。その中の1枚をメールで送って頂いたのでご紹介します。

やっぱダンディですな

この後は、関さんがPICTURE MANと化して、写真撮りまくり(^^;)。私も負けずに色々と撮る。


関さんの表情がいいですね(^^;)FREDと由美子さんのダンスバトル(^^;)
FRED只今GETDOWN中(^^;)JBフリーク3人衆(^^;)

いやー、楽しくて楽しくて、もう言葉に表せないですね。由美子さんも、「すんごく楽しいよねー。なんでこんなに楽しいのかなあ」なんて言ってましたです(^^;)。ここで、突然思い出したのが、ブラウンの、インタヴューでの言葉。「ファンキーという言葉は、幸せであることを違う表現にしたもの。L-O-O-S-E。ゆったりすること。解き放つことです。」まさに、この今の瞬間は、「ファンキー」。幸福で、ゆったりして、解き放たれているんだ、としみじみ感じてしまいました。

楽しい時間も、そう長くは続かない。そろそろお開き、という時間に近付いて、98年のブリッツの時にもあったのだが、ダニーレイがDJブースでマイクを握って、今夜のこの打ち上げを盛り上げてくれた人々に対して、一言ずつお礼を言い始める。まず、今日のホストであるドン勝本さんが、呼ばれ、一言ご挨拶。そして、DJを勤めたエモリアイ氏、ニック岡井氏と続けて呼ばれ、最後に、フレッドトーマスが。


勝本さん、お世話様でしたFRED、目立ってました(^^;)

以降、DJブース前でのソロでのダンスタイムとなり、勝本さん、岡井さんと踊り、関さん、そして中田さんも華麗なダンスを披露する(^^;)。


勝本さんは余裕のダンスニックさんもさすがです
関さんもバリバリ(^^;)中田さんはブラウンの化身(^^;)

各人のソロダンスを堪能した後、ダニーレイが最後に挨拶し、これで打ち上げはお開きとなる。メンバーは、ホテルへ戻るので、関さん達の車と、タクシーに分乗する。ダンステリアの前で、メンバーとはお別れ。関さんが、メンバーをホテルに送る間、ダンステリアに残って、しばらく待つことに。関さんが戻ってきたので、我々も、ドン勝本さん、ニック岡井さんにご挨拶してダンステリアを後にする。

我々は、関さんのJB EXPRESS号に乗せて頂き、祐天寺のデニーズで、打ち上げの打ち上げを(^^;)。朝の4時を過ぎており、外は明るくなって来ている。眠くて仕方が無いが、いつものごとくブラウンの話は尽きない(^^;)。中田さんは、ダニーやフレッド、ブラウンの息子さんのダリルと一緒にビジネスの話をしていたらしく、これからの展開に期待したいものです。この後、寝ずに過ごして、メンバーの泊まっているホテルに朝駆けに行こうという話が出ていたのだが、さすがに私はエネルギーが切れてきて、殆ど寝そうになってしまっていたので、一旦市ヶ谷に戻って仮眠させて貰うことに。

祐天寺駅から東横線で渋谷に出て、JRで市ヶ谷駅まで。部屋に戻って、シャワーを浴びて寝るも、9時待ち合わせなので、一時間しか眠れず(T_T)。起きた時、もう身体がボロボロで、明日からの仕事のことを考えると、ホテル行きはキャンセルせざるを得ない(T_T)。関さんに電話し、欠席の連絡をしてお詫びする。また次回があるかどうかは分からないが、次回こそフルでお付き合い出来るようにしたいものだ。続いて、ABIさんにも電話して、今日午後からの日英GO-GOサミットの参加も欠席の連絡をする。こちらも、当初土曜日の午後からの予定が日曜に変更になってしまったのが残念だった。これは、また次回がありそうなので期待したい。

すぐチェックアウトして、10時前の新幹線で仙台に戻る。昼食は、駅前のそばの神田で、てんぷらとろろわかめそばとオニギリ2個。部屋に戻って泥のように眠る。再起床は18時頃か。夕食は忘れました(^^;)。夜は、日記の為のデータ整理をして24時就寝。濃い3日間でした(^^;)。



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