レコ漁日記(2000年2月)

2000/2/26(sat)

５時４０分起床。朝食、自家製全粉粒胡麻入りパンをトーストして牛乳で頂く。今日は会社の旅行で、福岡まで行くので早起きだ。支度をして出かける。旅行でも休日モードは変わらず、途中郵便局でオークションの送金を書留で送る(^^;)。いや〜、時間外窓口って便利ですね。

仙台駅に着いて、東北本線上りの時間を確認するとまだ少し時間がある。ホームで電車を待つが、寒い寒い。ようやく来た電車に乗る。この電車だと、仙台空港の集合時間の７時４０分にぎりぎりなんだよなあ。出発して長町駅手前で、止まってしまう。停止信号、とか言ってるよ、おいおい。館腰駅に定刻に着かないとシャトルバスに乗れないじゃないか。勘弁してくれよ、と心の中で思いつつ電車が動くのをひたすら待つ。約７分くらい止まっててから再度電車が動きだす。ああ、これじゃバスに乗れないなあ。南仙台駅でF課長乗車。二人で、タクシーで行くしかないですね、なんて話をする。７時２５分に館腰駅着。バスに間に合いそうだと思ってバス停の時刻表を確認すると、７時２５分発(--;)。あれ、この旅行の栞のバスの時刻表は７時２８分って書いてあるのになあ。おいおい、幹事、しっかりしてよ〜(^^;)。で、二人でタクシーに乗り込む。思いっきり飛ばして貰って、７時４０分過ぎに仙台空港着。

ロビーには既に全員到着済。チケットを貰って搭乗手続き。８時１５分発の福岡行きJAS便だ。席はほぼ満席。やはり土曜日の朝のせいか、観光客が殆どのようだ。定刻にフライト。飛行機の離陸の時って、いつ乗っても気持ち悪いよなあ(--;)。機内サービスでお茶もらって飲んでからは、ゆっくり寝ようと思ったのだが何故か眠れない(^^;)。雑誌とか読んで時間を潰しているうちに着陸体制へ、とのアナウンス。離陸後のアナウンスでは、福岡は雨だ、とのことだったが、外をみると雨は上がった後のようだった。

１０時半すぎに無事着陸。着陸機が多く混んでいるようで、飛行機を一番端に着けられて、しかもタラップから降ろされてしまった(^^;)。延々と空港内を歩いてようやく空港の外へ。ああ、この看板が立ち並ぶ景色、思い出したぞ。９７年１月に、山口の協力工場へ部品を取りに行った時に、初めて来たもんなあ。あの時はレコ漁する時間もなく日帰りだったけど、今日は一日時間があるぜ、などと思いつつ、地下鉄へ。二駅乗って博多駅着。数名は、ホテルに寄らず小倉へ直行。そういや競馬新聞読んでいる課長がいたなあ。駅のすぐ近くのホテルに１１時過ぎに到着。荷物を預かって貰う。再度集合は１７時半。それまでは自由時間。ということで、一端解散となる。

まずは、昼食にラーメンを食べよう、ということで主任と一緒に地下鉄で移動。赤坂駅で降りて長浜ラーメン地区を目指す。街の感じは、仙台とあまり変わらない雰囲気。昭和通りを渡って海岸方面へ歩く。

昭和通り。車は少なめ

歩いていくと、いきなりキースヘリングのキャラクターのオブジェが(^^;)。

踊ってますね(^^;)

公共の建物の前に建っていた。さすがは福岡、都会ですねえ。で、歩くこと１５分でようやくラーメン店が立ち並ぶ地区へ。主任はガイドブックに載っていた、あるラーメン店に行こうと思っていたようだったが、昼前なのに、店を覗いたらあまり人がいなかったで、パス(^^;)。近くにある「元祖長浜屋ラーメン」へ。プレハブ小屋みたいな店だが、中に入ったらほぼ満席。座って注文しようと思ったのだが、品書きが、「ラーメン。替え玉。替え肉。」しかないので、黙っていてもラーメンとなるようだ(^^;)。待つこと３分くらいでラーメン登場。紅ショウガを乗せ胡麻を振りかけて、さあ頂きます。

紅ショウガ入れすぎ(^^;)

スープは非常にこってりしているけれども美味しいです。麺は固め。回りのお客さんは港湾労働者風や家族連れ等、地元の人が多い。皆、替え玉を注文しているが、「カタダマ」とか言っている。これって、「替え玉の麺は固めに茹でて」のことなのだろうか。自分は普通に「替え玉下さい」と頼んだのだが、来た麺は固かった(T_T)。これ、茹でてないんじゃないか、という感じ。しかも量は完全に一人前。一杯目の麺を食べ切るのにも苦戦してたのに何故替え玉頼んだのだろう（失笑）。なんとか食い切る。お昼を過ぎたせいか、店内も混雑。並ぶ人が出てきたので、お金を払って店内を出る。しかし、ラーメン４００円、替え玉５０円で、４５０円ってのはお得ですよね。

美味しかったです

主任も苦戦したようで、近くのコンビニでお茶を買って休憩。ペットボトルでも温められるお茶があったので、試しに買ってみる。念のため、胃薬を飲んでおこう。

どこかで見たような写真(^^;)

さて、レコ漁の旅の開始。主任は、博物館を観に行くとのことで、ここで別れる。レコマップのコピーを片手に、まず一番近いと思われるティーンエイジドリームレコード２を目指す。住所だけが頼りだよなあ。で、なんとかたどり着く。

普通の店でした

店内はアナログ中心で、LP、７インチとも量は豊富。今回は時間が無いので、ブラウン関係は最優先。LPをチェックするも在庫が無い(T_T)。いや〜、ジェイムズブラウンの仕切板が別な場所にあるのかと思って何度も捜したのだが、無い、となると、やはり無いんでしょうね(T_T)。落胆して、７インチへ。ここはジェイムズブラウンの仕切板があって、在庫も結構あるぞ。楽しみは後に回して、まずディスコ＆ソウルのチェック。７０年代後半から８０年代中頃までのディスコ、ソウルの日本盤が殆どで、値段は安く４００円〜１０００円。まあ、でも買うもの無いっすね。と思ってたら、１枚出てきましたよ。

この邦題は(^^;)

I CAN MAKE YOU DANCE,PT1/2 / ZAPP(WARNER PIONEER P-1773)7":800YEN

見本盤です。ジャケに発売日らしく「５８．８．２６」とボールペンで書いてあります。この頃、ザップの７インチの日本盤も結構リリースされていたのでしょうね。

で、お楽しみのブラウンの仕切板を掘ったら、いや〜、殆どがCOLLECTABLES盤（再発盤）。しまった。今回は、輸入盤７インチなんて買えないだろうと思っていたので、いつも愛用している自伝巻末ディスコのコピー版を持ってこなかったのだ(T_T)。安ければダブってもいいから買ってしまうのだが、１枚１０００円となると、そうおいそれと買えない。これ持ってたかなあ、なんて悩みつつ５枚セレクト。

1 PLEASE,PLEASE,PLEASE/TRY ME / JAMES BROWN(COLLECTABLES 4271)7":1000YEN
2 LET A MAN COME IN AND DO THE POPCORN,PT1/LOWDOWN POPCORN / JAMES BROWN(COLLECTABLES 4414)7":1000YEN
3 GET UP OFFA THAT THING/HUSTLE!!!(DEAD ON IT) / JAMES BROWN(COLLECTABLES 4429)7":1000YEN
4 IT'S TOO FUNKY IN HERE/I GOT A BAG OF MY OWN / JAMES BROWN(COLLECTABLES 4431)7":1000YEN
5 IT WAS YOU/I'LL GO CRAZY(FEDERAL CUT) / JAMES BROWN(COLLECTABLES 4433)7":1000YEN

このコレクタブルズ盤は、９２年に再発されたのですが、量が膨大で、どれだけ出ているかもまだはっきり掴めていないのです。今確認した結果、1、5はダブりでした(T_T)。ま、５枚買って３枚ならよしとすべきか。あと、CDシングル１枚買う。

CAN'T GET ANY HARDER / JAMES BROWN(POLYDOR UK 862 155-2)CDS:1000YEN

こういう物は、見つけた時に買わないとあとで苦労するんですよねえ。満足して店を出る。すぐ近くのティーンエイジドリームレコード１へ。ここは新譜、再発中心の店なんて、買うものは無かった。ブラウンの再発LPも売っていた。

次は、アーリーレコード。ジャズ専門店ということで、HPも開いているようです。レコード店には珍しくBGMが無かったです。オーディオ故障中だったのでしょうか。在庫は、アナログオリジナル盤が多く、OJC,レキシントンのプレスティッジ再発盤もありました。お店の人はi-bookに向かって仕事をしておりました(^^;)。落ち着いた大人のお店、という感じ。残念ながら買うものが無く店を出る。

次の目標のお店、ブランクアンダーグラウンドレコードまでは、ここからちょっと離れているようだ。昭和通りを渡って南へ歩く。知らない場所を歩く時は、電柱に書いてある地番を頼りにするのが一番確実だ。ようやくビルの２階にあるお店を発見。中に入ると、新譜や再発のクラブミュージックがメインの店。特に特徴がある品揃えというわけでもないようだ。中古もあったが、買うものは無し。"TIGHT BUT FAT"(YOU THE ROCK & DJ BEN THE ACE)のPヴァイン盤アナログがデッドストックであったが、持ってるので買わず。買っておけば良かったかなあ。"MADE IN JAPAN"とかJBネタで超かっちょいいもんなあ。

次は、グルーヴィン福岡店。店に入ると、床箱以外は全て棚に収納されている珍しいお店。これなら狭い店でも在庫が持てるよなあ。まず、７インチを、と思ったが、ソウルの７インチコーナーにオヤジが張り付いていてチェック出来ない(T_T)。仕方がないので、床箱のバーゲンコーナーのLPチェックしたりして、ちょっと待つ。オヤジが居なくなったので、早速チェック。めぼしいものは無いが、１枚スペアを。

I'M REAL/KEEP KEEPIN' / JAMES BROWN(SCOTTI BROS. JSB1)7":480YEN

ＵＫ盤でございます。値段が値段なので、とりあえず確保。次は、田口商店けやき通り店。きれいなお店。普通の中古盤屋さんで、アナログの数もまあまあだが、ソウルは少ない。新入荷の１２インチをチェックしたら嬉しい１枚が。

THE THEME FROM STARSKY & HUTCH / THE JAMES TAYLOR QUARTET FEATURING FRED WESLEY,PEE WEE ELLIS & GALIANO(URBAN URBX 24DJ)400YEN

アーバンレーベル１２インチコンプリートを目指す私としては嬉しい１枚。プロモ盤のようです。しかし、この値段は素晴しいですね。満足して店を出る。

グルーヴィン福岡店田口商店けやき通り店

次のお店までは、しばらく歩く為、交差点で止まってレコマップを見直す。すると、向こうから歩いてくる青年が目に入る。彼は、レコ袋を持って、チラシのようなものを見ながら歩いている。よく見ると、レコマップのコピーのようだ（失笑）。う〜む、似たような奴がいるとは(^^;)。黙ってデジカメで取ろうかと思ったが、それは失礼なので止めた(^^;)。

再びレコマップを見直すと、今立っている交差点のすぐそばにレコ屋があることを発見。行く予定にしてなかった店だが、折角なので覗いてみる。お店の名前はラッキーマウス。段ボール箱が雑然と置いてあったりしてごちゃごちゃしている。典型的な地方の中古盤屋、といった感じで、アナログの品揃えもここ１０年変わらず死んでいる、という感じ。こういう店こそ掘ると出ることもあるのだが、すこし疲れてきているので掘る元気もなく、ザラっと眺めるだけにする。若い女性客が多いのは、レコマップにあるとおり、国内インディーズヴィジュアル系アーティストに力を入れているせいか。当然、買うものは無く店を出る。

次の目標は、OSMIUM RECORDS。レコマップの地図を頼りに行くが、どうしてもお店が入っているビル、「天神パインクレスト」というビルが見つけられない。地図を見ると交差点の角にあるように位置しているのだが、交差点の角は駐車場しかない。なんども近辺を行ったり来たりしたら、駐車場のとなりのマンションビルだった(--;)。これだけ離れているんだったら、地図の位置変えて書いておけよなあ(--;)＞レコマップ。苦情のハガキ出してやるぞ。マンションの８階の一室に入ると、店主らしきお兄さんはアイスクリームを食べていました（失笑）。壁のレコをみると、あまりにもレアすぎて私にもよくわからないレコばっかり。ブレイクビーツ、ファンク、ジャズ、ラテン、ヒップホップと万遍無くオリジナルの品揃え。高い。しかし、こういう品揃えで福岡で需要があるのだろうかと考えていたら、サラリーマン風の中年客が入ってきて、いきなり１枚LPを掴んでレジに持っていった。値段は７８００円(^^;)。何のレコ買ったのか、までチェック出来なかったが、やはり需要はあるんですね(^^;)。ファンクの箱をチェックしていたら、"SOUL FEVER"MARIE QUINEE LYONSが１８８００円！で出てきた。おおお、これは裏JB系で、"TRY ME"も入ってるし、ファンクも入ってるはず。でもこの値段じゃ買えないよなあ(T_T)。せめて９８００円くらいだったら買うのだが、と諦める。しかし、この店の品揃えは凄い。現物を一度も見たことがなかったレコが出てくる。MUROがインターネットでようやく入手した、と書いていた"SOUL DOG"なんてのもありましたですよ。ヒップホップはミドルスクール以降がメインといった感じで買うものがない。床箱でバーゲン盤があり、それらは安く１０００円前後。その中から１枚買う。

WOOD BRASS & STEEL(TURBO TU-7016)LP:1200YEN

シルヴィアロビンスンのオールプラチナムレコード・グループのハウスバンドの一つ、ということでフリーペーパーのBBQ３号の記事で紹介されておりましたね。７６年の作品。ファンキーかつスイートで申し分ありません。彼等はのちのちにはシュガーヒルレーベルのハウスバンドとなって、シュガーヒルギャングやグランドマスターフラッシュのバックを勤めていくわけですな。ロニーロウズの"ALWAYS THERE"なんかが入っているところが時代を感じさせます。シールドのカット盤でこの値段であれば言うことありません。ところで、BBQって、３号以降出てるんですかね(^^;)。

次は、国体道路を渡っていった先のコンパクトレコード。ビルの２階なのだが、入り口が無い。悩んでいたら、となりのブティックの人が出てきたので、２階のレコ屋に行きたい、と尋ねたら、一階の雑貨、洋服屋に入って、中の階段から二階に上がるとのこと(^^;)。なんだよなあ、レコマップ、そういう細かいところまで書いておけよなあ(^^;)。これも苦情のハガキを書いてやるぞ（失笑）。で、二階に上がったら、レコード以外にもソファや、中古腕時計、中古TV等も売っており、ピチカートファイヴが好き、ってかんじのお洒落な店内でした。７インチ輸入盤の在庫があったので、チェックするも、値段はちょっと高く、特に買えるものは無し。一階の雑貨、洋服屋さんにも１枚８００円でレコが置いてあったが、これも買うもの無し。

次は、すぐ近くのEVER FREE RECORDS。ドアを開けると、狭い(^^;)。いや、本当に狭いんです。６畳、いや、５畳くらいしかないかもしれない部屋の一室に、コの字型にレコを置いて、奥に店主（若いアンチャンだった）とターンテーブル２台とミキサーが、という感じで、レコマニアの人の部屋に遊びに来たような感じ。ハウスとヒップホップが半々くらいの品揃え。さすがにもうヒップホップを見る気力もなく、ちょっとチェックして店を出る。

次は山兵。レコマップによると、「サンデーソングブック」と「サウンドグラフィティ」で放送されている音楽を中心に品揃えしてある、とのこと。狭い店内は、そんな感じで、ブルース、サーフィンホットロッド、サザン＆カントリーロック、ブラック等、かなりいい意味で片寄った品揃え。なにか買うものないかなあ、と捜したら１枚ありました。

I'M REAL / JAMES BROWN(SCOTTI BROS/POLYGRAM 870 332-2)CDS:1800YEN

先ほどグルーヴィンで買った７インチのCDS。西ドイツ盤です。高いけど、珍しいので買ってしまいました。

次の店に行く途中に、ジャングル・エキゾチカ、ミュージックス福岡の二店に寄る。前者は、レコマップにあるとおり、海外のインディーズレーベル中心の店。ちょっとお洒落入ってます。私には縁がないなあ。後者は、オールディーズ中心の店。LPもあるけどCDがメインで特に何も無し。

次は、ボーダーライン福岡店。ビルの二階できれいなお店。中古盤店としては繁盛してそうな感じで、実際お客さんが一杯おりました。大阪のブーンクーンが出張レコを出していたが、ヒップホップをチェックする元気も無く、店を出る。

次は、9 STATE RECORDS。新築間もない感じのマンションビルの２階。広い。品揃えの感じとしては、シスコとかDMRあたりと同じような感じなのだろうか。ヒップホップもあるが、ハウスが多い。福岡はハウスが強いのか。買うもの無く、店を出る。

次は、R。クラブミュージックの店、とのことで、店内は白い棚できれいでお洒落な感じ。棚を見るやいなや、体が反応して１枚の１２インチをすぐさま掴んでしまった私（失笑）。

RETURN OF THE BUDDHA BROS./ILL伝導者 / BUDDHA BRAND(76 76-00006)12":1400YEN

Rの入り口。ジャケ、いいっすね

前回の"DON'T TEST DA MASTER"は、仙台では見ることが出来なかったのですが、さすがは福岡、きちんと在庫がありました。１０枚くらいはあったので、５枚くらい買っておこうか、なんて思ったのですが、地元の方に失礼なのと、一応仙台でも予約入れているので１枚だけにしました。でも、仙台の予約分はまだ連絡が無いのでもうダメかもしれない(T_T)。この１２インチは、とにかく「ILL伝導者」に尽きますね。毎日聴いてます。"HAVE A NICE DAY"(ROXANNE SHANTE)のピッチを上げて繋げると面白いかもしれない(^^;)。ネタがネタだけにインパクトあります。もちろん３人の個性もうまく絡み合って最高の仕上がりですね。やっぱ５枚買っておけば良かったな（失笑）。あと、もう１枚１２インチを。

5W1H/エムシー / スチャダラパー(WEA JAPAN WQJB-1033)12":1600YEN

ファンなもので(^^;)。これは仙台でも買えるよなあ。で、すぐ並びのカメレオンレコードへ。店の前にはブッダの新作のCDの手作広告ポスターがデカデカと張ってある。店内にはいると、どこかで聴いたことがあるジャパニーズヒップホップの曲。だが、歌詞の中身がちょっと違うよなあ。店員に尋ねると、"RESPECT改"(RHYMESTER)であった。あ、これは後でも買えるからいいや、と思ってアナログをチェック。ブッダもちゃんと置いてある。いや〜、さすがは福岡、都会ですなあ。で、ブッダは買わず、ＭＵＲＯのアナログを。

THE VINYL ATHLETES / MURO(INCREDIBLE KODP-98005)12":1500YEN

カメレオンレコード

先日出た７インチサイズのCDじゃ物足りないっすよね(^^;)。やっぱアナログでしょう。次は、ガレージランド・セヴンティーズというお店。Tシャツ、ポスター関係が豊富、とのレコマップの言葉を信じて、ソウル系があれば、と思って入ったが、一目見てソウルは無いという雰囲気(^^;)。すぐに店を出る。次は、TICRO MARKET。階段上って二階のお店は、同じフロアをレコ棚で区切って美容室とレコ屋にしているという変わったお店。雑貨も置いてあり、特にスヌーピーのグッズが多かったなあ。作者が亡くなったばかりですよね。レコは、ソウル、ジャズとクラブ系１２インチ。特に買うものが無かったので、どうしようかと思ってレジを見たら、脇に"YO!MTV RAPS"のトレカが。値段を聞いたら、１０枚入り１セット１００円とのことで、箱買いしようかと思ったが（失笑）、恥ずかしいので５セットだけ買う(^^;)。中味はダブってるものもあるが、色々楽しめる。

ticro marketトレカ

９１年頃のカードなので、ＰＥ、ＬＬクールＪ、ＥＰＭＤあたりは必ず入ってますが、MCハマーとかヴァニラアイスが入っているのは時代ですな。でもマイナーなアーティストは入ってなくて、SUPER LOVER CEE&CASANOVA RUDが入ってたのはビツクリしました。ラキムシャバズ、チルロブGあたりが入っていたらいいな〜、なんて思うのは私だけでしょうか（失笑）。

気がつくと、もう１６時過ぎだ。急がないと１７時半まで帰れないな。一番最後に行こうと思っていたJUKEへ向かう。途中、サーティースリーという店に立ち寄る。ビルの２階のお店の品揃えは、渋谷のMR.BONGOのような感じ。クラブミュージックのオールジャンルをうまく揃えております。ふと見た中古コーナーの１２インチに、ゴーゴーが眠っていた(^^;)。

1 IT'S IN THE MIX / SLIM(D.E.T.T. RC 502)500YEN
2 GOOD TO GO-GO / T.T.E.D. ALL STARS FEATURING "CASANOVA KEV"(T.T.E.D. TDE-3020)500YEN
3 LET'S PARTY / BIG TONY AND THE TF CREW(T.T.E.D. TDE-3027)500YEN
4 LOCK IT / RARE ESSENCE(SOUNDS OF THE CAPITAL RE615)500YEN

1は、トラブルファンクのプロデュースとなっておりますが、実質彼等の演奏ではないかと思います。2は、CASANOVA KEVのラップをフィーチャーしたストレートゴーゴー。3は、フーディーニのDJ、マスターＤのラップ入り。4は、"HEY FELLAS"のブレイクをサンプルしております。レアエッセンスだなあ、って感じですか。しかし、なぜに１枚５００円なのか(^^;)。福岡ではゴーゴーは人気無いのか？"SATURDAY NIGHT LIVE(TROUBLE FUNK)""TWO PLACES AT THE SAME TIME(EU)"のLPもあったのだが、両方とも２５００円と高い。ちなみに１２インチには全てBPMを書いたシールが張ってあり、DJが使用したような雰囲気だが、そのわりには盤質は殆どミントだった。謎は深まるばかり。1〜3はスペアなので、欲しい方はご連絡下さい(^^;)。

繁華街を歩いて地下鉄天神駅方面へ。土曜日なので人が多い。昭和通りを渡って少し歩いたビルの３階にジュークレコードはあった。エレベータで上る。ここは以前よりホームページを見ており、その中身から一度は訪れてみたいと思っていたお店。ブラックの品揃えはさすが、という感じ。もう時間が無いので、ブラウンだけのチェック。シングル盤２枚を購入。

1 I GOT YOU(I FEEL GOOD)/I CAN'T HELP IT / JAMES BROWN(POLYDOR 889 810-7)700YEN
2 GOODNIGHT MY LOVE/(I LOVE YOU)FOR THE SENTIMENTAL REASONS / JAMES BROWN(POLYDOR 14304)1200YEN


ジュークの入り口。いい顔してます

1は、西ドイツ盤。HIT COME BACKというシリーズで、アメリカのナンバーワンヒットのリイシューシリーズの１枚らしい。でも、"I GOT YOU(I FEEL GOOD)"って、ビルボードでは３位のはずだよなあ。キャッシュボックスで１位だったのかなあ。なんて、色々考えたりして。2は、見た感じ、持ってなさそうだったので(^^;)。

レジで精算していたら、JBの姿が描かれたチラシがカウンターに張ってあったので、良く見たら、９８年１２月の赤坂ブリッツのライヴの時にお会いした方がやっているお店、JB'S BARのチラシだった。今夜はここに行こうと思っていたが、場所等の詳細が分からなかったので、丁度良かった。チラシを貰おうと思ったら、これ１枚しか無いらしくて貰えなかったので、住所、電話番号、地図等をメモして貰う。お店の方は親身になって、場所の説明をして頂いて、本当に感謝。ただ、もう集合時間に遅れそうだったので、あとは自分で捜します、ということで説明途中でお断りして店を出る。本当に親切に教えて頂いて感謝でございます。

地下鉄天神駅はすぐそばだったので、急いで乗って、博多駅へ。ホテル着は、１７時２５分。ああ、ギリギリだったなあ。もう皆殆どチェックインしているということで、急いで部屋に荷物を置きにいく。出発時間が１８時１０分に変更になったということで、忘れないうちに今日回ったレコ屋のメモを書いていたら、ドアをノックする音が、誰かと思ったら主任だった。ちょっと部屋に来てくれ、とのことで、行ってみると、１枚のレコードを渡される。

LIVE AT THE APOLLO VOL.2 / JAMES BROWN(NIPPON GRAMMOPHON MP-9307/08)LP:4000YEN

主任は、レコード博物館、というところに行ったらしく、ボーダーラインの出店があって、そこで見つけたのだという。最初、ああ、これは持ってるな、と思ったのだが、グラモフォン盤なのに、ポリドール時代に値段のシールを張って出しなおした物 であった。しかも、番号が、グラモフォン初期は、"SMP"（ステレオを意味する「S」が頭に付いている）なのに、これは"MP"だ。こういうのは結構レアですよね。帯が付いていれば文句無しだが、ジャケ、盤ともきれいなので、この値段なら言うこと無し。主任に感謝。

時間になったので、ロビーへ集合。夜の宴席は、九州支店の方々も参加しての合同懇親会。博多駅を抜けて、しばらく歩いたところにお店はあった。地元の新鮮な魚を安く出す店のようで、魚料理がメイン。生きているイカ刺(^^;)、カワハギの刺身等、普段なかなか食べられないようなものもあって、満足でした。

一次会終わって、二次会へ、という方々は、夜の街へ消えていく。私と主任は、JB'S BARへ向かう。電話して、一応場所を確認。駅から歩いていくのにはちょっと遠いようなので、タクシーに乗る。運転手さんに、ジュークレコードで書いて貰った紙を見せたらすぐ分かったようで、助かった。しばらく走って到着。

一階に、ローソンとホカ弁屋が入っているビルの地下、ということでローソン前で降りると、地下に降りる階段の前に看板が出ていた。

他にも色々テナントありました

階段を降りて、歩いていった左側にお店を発見。お店の入り口は、半分がガラス張りのショウウインドウのような感じになっており、そこには古いソウル、R＆Bのレコがずらりと飾られていて圧巻、JB自伝の「俺がJBだ！」の表紙のイラストを引き伸ばしたポスターもあって、しばらく眺めておりました(^^;)。

いいレコですね看板
サムズのシールがいいっすね入り口

中に入ると、すぐそばのテーブル席でお客さんと喋っていたマスターが出迎えてくれた。先ほど電話した者です、と話して挨拶すると、どうも、はじめまして、と言われたが、私は赤坂ブリッツのライヴの後、ちょぼちょぼで一度ご挨拶してますよね？と話したら思い出して頂いたようだった。

カウンターに座って、ビールを注文する。マスターは、赤坂ブリッツの時は、かなり飲んでいたらしく、ボトル二本開けて、ホテルに戻ったのがチェックアウト３０分前だったとのこと(^^;)。それでは、あまり私のことも覚えてくれていなかっただろうなあ(^^;)。

ビールを出して貰ってから、マスターは、JBとの出会いのことから話始めた。６７年に沖縄の嘉手納基地でJBのコンサートがあった時に、当時バンドをやっていた関係で前座を勤め、そのあとバックステージからずっとJBショウを見たのが一番最初だったそうだ。ううむ、凄い。JBの公式初来日は７３年で、非公式に在日米軍キャンプでライヴがあった、という話を聞いたことがあったのだが、やはり本当だったのだ。そのときのライヴの演出がちょっと変わったものだったらしく、JBが金髪のカツラを被って、JBとは悟られずに登場、いきなりカツラを外して投げ捨てて歌いはじめる、ということで、聞いてまたビツクリ。米軍キャンプ慰問ということで、普通のステージとは違った演出をしていたのだろうか。それにしても凄い話。

そのあと、マスターはJBと直接会う機会はしばらくなかったそうだが、９３年の来日の時、福岡公演が終わってから、店にいたマスターにJB関係者から直接呼び出しがかかったとのこと。JB'S BARという、自分の名前を使って店をやっている者がいる、という話を聞いて、JBが会ってみたくなった、という電話だったそうだ。福岡空港まで急いで駆けつけ、２時間くらい一緒に話をして食事もしたとのこと。そのときに、６７年の嘉手納基地の話をしたら、JBは喜んで、"OH! I FEEL GOOD!"と言ってマスターに抱きついてきたそうだ(^^;)。もう、何とも言えず羨ましい話ですね。というか、関通孝さんと同じように、年季の入ったファンの方々はさすがだな、と言わざるを得ません。

それから、マスターのレコードコレクションの話になり、一番最初に買ったレコードを見せて頂く。中学生で、まだR＆Bを聞き始める前だったようで、ワンダジャクソンという白人女性歌手の１０インチ盤だった。当時、国内盤はLPがなく、１０インチが普通だったとのこと。見せて頂いたら、マスターのサインが入っていた(^^;)。よく、アメリカ人は自分のレコードにサインを書く人が多いので、中古盤にデカデカと名前が入っているのを見かけますが、日本人でサインする人は珍しいですね。と思いつつ、サインを良く見たら、「Ｓ３３年　１４才　板東武士」と書かれていた。はて、この「板東武士」という名前、どこかで見たことがある。なんだっけなあ、と思い出してみると、私の持っている「アイ・ガット・ザ・フィーリン」の国内盤７インチは、この名前のサインが沢山書き込みされていたということ。

黒マジックの「武士」は読めますよね？

マスターに、「これ、マスターのお名前で、バンドウタケシさんとお読みしていいのですか」と聞いたら、そうですよ、との答えが。いや〜、ちょっとびっくりして、マスターのサインの入った「アイ・ガット・ザ・フィーリン」の国内盤７インチを私が持っていると伝えると、彼は驚いて、それはおそらく自分の持っていたものに間違いないでしょう、と答えた。私がこの７インチをいつどこで買ったのかは忘れてしまったのだが、表のジャケットにマジックで書き込みがあり、中の解説部分の欄外にも自分のサインや、当時のチャートの順位がボールペンで書き込まれており、相当大切にしていた感じが伺われて、なぜ売ってしまったのだろうかと疑問に思っていたのだった。マスターは、当時のJBの東芝盤やグラモフォン盤を取り出して見せてくれて、その経緯を話してくれた。元々マスターの実家は洋服屋さんで、実家を継いで今も昼間は洋服屋さん、夜はJB'S BARと兼業しているとのこと。その洋服屋を継ぐ為の修行で、６０年代後半に２年程東京で修行をしていたらしく、その間に、当時のバンド仲間が実家に置いてあったレコードを勝手に持ち出して殆ど紛失してしまったということらしい。修行から戻って、バンド仲間を尋ねたりして捜して、ある程度は取り戻したらしいが、全部は戻って来なかったとのこと。最初に見せて頂いた東芝盤やグラモフォン盤は、全て当時購入したもので、紛失して取り戻したものも含まれているとのこと。見せて頂いたこれらのコレクションには非常に愛着が感じられた。これはもう約３０年振りの再会ということになるので、私は仙台に戻ったら、この７インチをマスターにお送りすることを約束する。マスターは、非常に喜んでくれた。そりゃ、そうだよなあ。自分だって、昔、大切にしていて無くしたレコが戻ってくる、と分かったら、これ以上の喜びは無いもんなあ。レコードは、欲しい人の手元に行くことが一番幸せだと思うのですが。マスターに了承を頂いて、お店のメニュー（アトランティック盤(^^;)）を持って、喜びの表情を一枚撮影させて頂きました(^^;)。

レコが勿体ない(^^;)

せっかくだから、なにかリクエストでも、ということで、オリジナルアルバムで"SEX MACHINE"をかけてもらうことにする。ターンテーブルは、SL-1200 MK4の限定ゴールドモデル。スピーカーはJBLのユニットを基本にした特注スピーカーで、低音、中音がきっちりと出る最高の音。いや〜、思わず踊り出したくなってしまいました(^^;)。

他のお客さんも増えてきたので、そろそろ帰ることにする。主任が、ロックをかける店に行きたい、ということでマスターに尋ねたら、"LENNON"というお店を紹介して頂いた。わざわざ直接お店に電話をして貰って、場所を確認してメモまで頂いた。感謝。帰る時に、３月中旬くらいでJB'S BARは場所を移転するとのことで、新しいお店の場所を書いたチラシを頂く。

JBの顔、いいっすね地図はこちら

次に会えるのは、いつかは分からないが、再会出来ることを祈って、マスターと握手をし、店を出る。

タクシーを拾って、"LENNON"へ。JR箱崎駅の近くのバス停のそばらしい。２０分くらい乗って、ようやく目的の場所へ。バス停はあったが店が分からず、電話をすると、すぐ近くのお店からママが出てきた(^^;)。酔ってると、捜す気力も無くて、いけませんな(^^;)。

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レノン

お店に入ると、中は結構広く、カウンターの他にテーブル席が５つくらい。BGMは、ネビルブラザーズのベスト盤のアナログが流れておりました。ビールとピザを頼んで、しばらくは音楽を聴くことにする。主任は、レコード棚のレコードをチェックしていて、戻ってきて、大体自分が好きで良く聴いていたアルバムが揃っているようだとのことで、後満悦。ブルースが無いのは残念だなあ、なんて話をしていたら、BGMが変わったところで、突然主任が興奮して喋りだす。「おお、これトラフィックじゃねえか。俺、今日トラフィックが聞きたいって思ってたんだよなあ。いいなあ。」と喜んでいた。私はロックはあまり詳しくないのだが、このトラフィックのアルバム（名前失念）は結構かっこよかった。ママに話を聴くと、ここはもう開店して２５年の老舗だそうで、マスターの年齢は５０才だとのこと。主任とは１０才も違うのだが、レコの趣味が殆ど重なるということは、主任はかなり早熟だったということではないのでしょうか(^^;)。他のお客さんの中には、地元のFM関係者もいたようで、業界人も来る店のようです。スピーカーはJBLのデカいやつで、音はしっかり出てましたが、うるさくなく心地良い感じ。こういう落ち着いた店だからこそ、愛されて続けられるのだろうなあ、という感じでした。主任は、結構酔ってて、お前に俺のレコ全部やるからこういう店を早くやれよ、なんて言われる(^^;)。いや〜、主任のレコがあったら、確かに凄い店が出来るかもしれん(^^;)。でも店開いたら、彼は毎日やってきて自分の好きなレコかけまくるんだろうなあ（失笑）。ま、それでもいいけど、やっぱ店やりたいっすよ。そのうち、ピザが出てきたので、つまみながらしばらく音楽に浸る。お店のなかを見渡したら、カウンターの中の上の方に、恐らくマスターが書いたのであろう習字が張ってあった。「地道」と書いてある(^^;)。う〜む、そのとおりですね(^^;)。地道が一番。

時間も遅くなったので、お店を後にする。タクシーでホテルまで戻る。やっぱ、福岡って、都会だなあ、って、今日は何度思ったのだろう、と、また同じ思いで一日を振り返りつつシャワーを浴び、２時就寝。


MEDIALP12"7"CDCDSその他合計
今日の収穫(枚/円)2/52008/69009/8180-/-2/1800-/-21/22080
これまでの収穫(枚/円)11/2134033/4346034/494804/51924/38242/560088/128896

2000/2/9(wed)

８時起床。朝食、食えず。昨晩は、久々に文化横丁のおでん三平に行って、結構飲み食いしたお陰で、ちょい二日酔い。頑張って出社。

最近あまり納期管理してないので、チェックしてみたら、やばい製品がボロボロと(^^;)。ああ、これから揉めそうだなあ。やることやって、昼前に出かける。

まず、中郵便局でオークションの送金３通書留で出す。駅に行く途中の吉野家で昼食。けんちん定食とおしんこ。吉野家なんて久々だ。

駅のホームに上がると、乗ろうと思っていた一本前の新幹線が来たところだったので、とりあえず乗る。乗ってから、キオスクで買ったSPA!を読む。会社での私用メールや私的インターネットの利用をリストラの口実にして退職させられる例があるという記事が載っていた。う〜む、この問題はひとごとじゃないなあ(^^;)。eBayオークションのビッドとかバリバリやってるもんなあ。あ、この日記、ウチの部長も時々チェックしてるらしいからこういうこと書いちゃいかんな(^^;)。部長、大目に見て下さいね(^^;)。

１４時半に東京駅着。飯田橋へ移動して、新製品セミナー受講。１７時過ぎに終了。いつもならここで解放されるのだが、今日は、工場の製品出荷の数量によっては、泊まりで翌日引き取り、なんて可能性もあるのだ。ちょっと落ち着かず、しかし、ブッダの１２インチ捜索の為、とりあえず新宿へ移動。

まず、シスコ。昔は４階に通ったよなあ。今は６階ですか。当然売り切れ。店の人に聞いたら、発売後１〜２日で売り切れたとのこと。今月２５日にはまた出るとのことで、通販で扱ってるかもしれないとのこと。電話番号を教えて貰って電話してみる。すると、電話に出たアンチャンは、めんどくさそうに「今回のブッダは、通販で予約はできません」とつれない返事。そりゃそうだよな。店頭であっと言う間に売れる商品をわざわざ通販に回さないだろうなあ。ううむ、これは本気でどなたかにリモート頼むしかないかなあ。

会社から携帯に電話が。今日は戻って良いとのこと。やれやれ、これで一安心。で、ユニオンへ。３階をチェック。あるわけないよな。ポスターだけが虚しく張ってあるぞ。ヒップホップは買うものが無いので地下へ。アーバン再発とJBのDVDを。

1 I BELIEVE IN MIRACLES/WHY CAN'T WE BE MORE THAN JUST A FRIENDS / I BELIEVE IN MIRACLES/BY,YOU'RE DYNAMITE / JACKSON SISTERS(URBAN URBX 4)12":1050YEN
2 'CROSS THE TRACK/PARRTY / SOUL POWER 74/'CROSS THE TRACK / MACEO & THE MACS(URBAN URBX 1)12":1050YEN
3 THE LOST TAPES / JAMES BROWN(NIPPON COLUMBIA COBY-90104)DVD:3800YEN

1、2は、再発。urbanレーベルコレクターとしては、買わざるを得ないですね(^^;)。3は、先日エノキさんが来られたときに、ここで売っているのを見た、との情報を頂いたのでチェックしたら、やはりありました。エノキさん、情報深謝です。中味は先日購入したVHSヴィデオとまったく同じです。

で、カウンターにレコを持っていったら、面白そうな本があったので購入。タイトルは、「THE ULTIMATE DISCO-GRAPHY 2001!!」（ぶんか社）。「ダンス・ミュージックの熱狂的なファン、もしくは１２ｉｎｃｈシングルの熱狂的なコレクターのためのガイドブックをつくりたい」これが、本書の企画趣旨である、と最初に書かれているとおり、ファンク、ソウル、ハウス、テクノ、ユーロ、ヒップホップ等各ジャンルの１２インチをオリジナルのジャケットまたはレーベル写真、プライスガイド、コメント付きで２００１枚（内LPは８４枚）紹介しているという凄い本でございます。著者は、HIDETO KOBAと言う方なのですが、相当なコレクターですね。恐らく、ユーロ、ハウス系が得意だけどオールジャンルにも精通している年季の入ったDJの方なのではないかと思うのですが、本当に中味が濃いです。超オールドスクールにとってはファンク、ゴーゴーあたりがあまり無いのが寂しいですが、ペラペラと眺めているのには楽しい本です。下の日記に書いた、"SHAKE IT UP"もきちんと載っているところが凄いですね。

これで新宿は終了、渋谷へ。まず、大手輸入レコード店に埋もれている在庫が無いかチェックしようと思い、タワーへ。タワー方面は久しぶり。２階に行ったら、日本のヒップホップのアナログは在庫自体が無い（失笑）。どこか別にコーナーがあるのかもしれないのだろうけど。諦めて、近くのWAX TRAXへ。しばらくぶりだったが、７インチは新入荷が無く、買うものが無かった。LPを見ている時間もないので、残念ながら何も買わずに店を出る。腹が減ったので、松屋で夕食。食券間違って買ってしまって(^^;)、カレーライス、サラダ、味噌汁のセット。面倒なのでそのまま食べました(T_T)。

HMVチェックしてからパーフェクトサークル。流石に１月に来ているせいか、買うもの無し。次は、マンハッタン。１階は諦めて、２階で７インチをチェック。１枚買う。

CAN YOU HANDLE IT / KENNY DOPE(BBE NO NUMBER)980YEN

ファンクだということで買ってみました。そのとおり、ファンクっぽいトラックを打ち込みで作って、生楽器を重ねている感じ。いい雰囲気出てます。

そして、いよいよ総本山のシスコへ（失笑）。ビルの入り口手前には、もう次回発売のポスターが張ってあるぞ。店に入ると、カウンターの上に「売り切れ御礼」のポップが付いた"DON'T TEST DA MASTER"の１２インチが燦然と輝いて飾られておりました(T_T)。ああ、おそらく何百回も、「あれ、売ってもらえないんですか？」という質問をされただろうから（失笑）、何も言わずに店を去る(T_T)。傷心のまま（失笑）、BEATBOPへ。私の心の傷を癒してくれるのは、この店しかない(^^;)。ということで、７インチを２枚。

1 IT'S NASTY(GENIUS OF LOVE) / GRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVE(SUGARHILL 6.13 473)1280YEN
2 THE MESSAGE / GRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVE(SUGARHILL 101696)980YEN

ダセえヤツラ（失笑）写真はLPと同じ

1はドイツ、2はフランス盤。さすがはヨーロッパ、必ずジャケ付けますね、って、日本だって同じだけど、日本じゃフラッシュの７インチは出なかったなあ(^^;)。さすがBEATBOP、いいレコを買いやすい値段で売ってますね。

そろそろ帰りの新幹線の時間を気にしなければ、と思いつつ、なぜかULTRA3に寄る。JAZZMANの７インチが最終入荷、ということで、持って無いのを買う。

1 LOVE SOUNDS/INTIMATE STRANGERS / SOUL SLEEPER/ASTRA NOVA(JAZZMAN JM006)1080YEN
2 WHAT'S WRONG WITH GROOVIN'/LETTA MBULU / SEND IN THE CLOWNS/LOREZ ALEXANDRA(JAZZMAN JM005)1080YEN
3 CAN WE RAP/RIGHT ON / CARLEEN & THE GROOVERS(JAZZMAN JM009)1080YEN

1のＡ面、ラヴアンリミテッドみたい(^^;)。イントロのネタ度高いです。Ｂ面もイントロからキてますね。でも中味はムード歌謡（失笑）。2のＡ面、ジャジーです。Ｂ面は、女性ヴォーカルのサンバジャズ。3は両面とも有名なファンク。それにしても、このJAZZMAN、もちっとプレスに気を使って欲しいものです。センターずれ、ゆがみ等、ちょっと問題ありです。でも、レアだから買ってしまうのですが（失笑）。

もう時間が無い。急いで渋谷駅へ。山手線で東京駅へ。２０時２８分発に乗れず、４４分発のMAXやまびこへ。各駅停車の通勤列車だ(T_T)。案の定、出発してから、酔っ払いのオヤジ三人組が乗り込んできてうるさくて眠れない。那須塩原でようやく降りてくれた後は、ゆっくりと寝る。２３時８分仙台着。外は寒い。部屋に戻ってメールチェックして、巡回して、風呂入って１時就寝。



MEDIALP12"7"CDCDSその他合計
今日の収穫(枚/円)-/-2/21006/6480-/--/-1/38009/12380
これまでの収穫(枚/円)9/1614025/3656025/413004/51922/20242/560067/106816

2000/2/5(sat)

８時半起床。朝食、自家製全粉粒パンの上にスパゲティのミートソースを乗せてトーストして牛乳で頂く。

いつものように洗濯。今日はあまり天気が良くないなあ。で、先日久々に会ったY氏の為にカセットテープを作る。９０分テープで３本くらい作ろうと思って、まずゴーゴーのテープに取りかかる。Y氏のリクエストは、"DAY-O"(CHUCK BROWN&THE SOUL SEARCHERS)が聴きたいとのこと。で、こんな感じで作りました。

SIDE A
1 DAY-O / CHUCK BROWN&THE SOUL SEARCHERS
2 SHAKE IT UP / JAMAICA BOYS
3 HEY FELLAS(SHORT VERSION) / TROUBLE FUNK
4 GO GO IN THE SUNSHINE / AM-FM
5 ROLLIN' WITH KID 'N' PLAY / KID 'N' PLAY
6 SHAKE YOUR THANG / SALT 'N' PEPA
7 SLAVE TO THE RHYTHM / GRACE JONES
8 RHYTHM / UA

SIDE B
1 GOOD TO GO / TROUBLE FUNK
2 BUSTIN' LOOSE / CHUCK BROWN&THE SOUL SEARCHERS
3 PUMP ME UP / GRANDMASTER MELLE MEL&FURIOUS 5
4 STRUCK BY YOU / BAR-KAYS
5 PIPE DREAMS / ORAN "JUICE" JONES
6 WE NEED SOME MONEY / CHUCK BROWN&THE SOUL SEARCHERS
7 DA BUTT / EU

ま、８０年代後半にゴーゴーを聴いていた方にはお馴染みの曲ばかりですね。ちょっと毛色の変わったのも入ってますが、それは、こういうのもありまっせ、ということで(^^;)。

で、昼食は、実家の差し入れの炊き込みご飯と味噌汁。

今日は、"DON'T TEST DA MASTER"１２インチの捜索に出かける。まず、イーオンの自動ドル両替コーナーで１００ドル両替。手数料含めたレートは、１１０円(T_T)。１０２円の頃に１００００ドルくらい両替しておけば良かった（失笑）。

まず、wild style。無い。HMV無い。タワー無い。あ、もうダメだな(^^;)。無いとは思いつつディスクノートへ。勿論無い(T_T)。riddim誌があった。ブッダの表紙(^^;)。まあ、これでも貰って我慢するか。

カルチェ５、無い。で、他の１２インチを買う。

1 NOTHING MUCH BETTER TO DO REMIX / HIROSHI FUJIWARA(VICTOR ENTERTAINMENT VIJL-60052)1500YEN
2 UPENDO IN PAMOJA / R.O.C.K./SOUL UNLIMITED / KEN SPORT(ORIGINAL OR-001)1100YEN
3 超楽C-E-Z 2000(GET BUSY Y'ALL)/ROCKY ROAD / YOU THE ROCK(CUTTING EDGE RR12-88147)1400YEN
4 2000・冬/IN THE NIGHT / CUZSICK(P-VINE PLP-6135)1400YEN

1は、ファンなので(^^;)。相変わらずいいっすね。2は、トラック物。「マンズワールド」のイントロが出てきたりしてビツクリしました。3は、Ａ面のエレクトロが最高。聴きながら、思わず「へ〜〜〜、ウィウォンサム×〜ッシ〜」なんで叫んでしまいましたが（失笑）。ちょっと下ネタですみません(^^;)。4は、結構売れ残っているので(^^;)。彼等は自主盤の頃から変わらないっすね。

で、諦めて、一階でCDを買う。

DON'T TEST DA MASTER / BUDDHA BRAND(76/CUTTING EDGE CTCR-40032)1456YENx2

紙ジャケとプラスチックの２種両方買いました(^^;)。プラジャケの方がかっこいいなあ。

一応念のためsoul sourceを覗いてみるも、無い(T_T)。ポスターは、でかでかと張ってあるんだけどなあ。

最後、VIVREのHMVへ。ここは意外に残っているかもしれん。でも無い(T_T)。で、JBのCDと、残り物の１２インチを救出。

1 THE MAGIC COLLECTION / JAMES BROWN(ARC MEC949089)CD:790YEN
2 REQUIEM DUB II / KAZUFUMI KODAMA(VICTOR ENTERTAINMENT VIJL-60039)12":1500YEN
3 REQUIEM DUB III / KAZUFUMI KODAMA(VICTOR ENTERTAINMENT VIJL-60040)12":1500YEN

1は、聴いてないですが、チャスティンパークです(^^;)。でも、この値段でHMVで売ってるってのが不思議ですね。2、3は、昨年購入しているのですが、３枚セットのうち２枚だけしか買えなくて、残り１枚が何か忘れていたので２枚とも購入してしまいました(^^;)。結局持ってなかったのは3でした。どなたか2を欲しい方はお譲りしますよ(^^;)。

十字屋のヴィレッジバンガードへ。「君のともだち」（本秀康）を買おうと思ったが、在庫が無い。じゃあ、ジュンク堂だな。帰ろうと思ったら、絵葉書が目に入った。ブルースブラザーズ２０００の関連ものかあ。よくよくチェックしたら、ブラウンのものがあったので、即買い。通常１枚１５０円なのだが、８５円と安かったので、５枚買う。いや〜、いいっすね。

ジェイムズ牧師(^^;)

で、ジュンク堂は、コミック部門だけ別の名前の書店になってしまっておりました。「君のともだち」は、ここにも無かった。今日は捜し物が見つからない日か。ガロの２月号を買って帰る。

途中、郵便局に寄る。ebayのJBオークションページで落としたポスターを取りに行く。殆どミント状態で、＄３１でした。これは、いい買い物でした。

スタータイムのプロモ用

このポスターは、吉祥寺のRICE 'N' RIBSに飾られており、いつかは手に入れたいと思っていたものですが、意外に早く入手出来て嬉しいです(^^;)。もうeBay無しには生きられない体になってしまっております（失笑）。

部屋へ戻って、くつろぐ。riddim誌にはブッダのインタヴューが載っており、アナログは、５月まで月一で５枚出すので８０００枚しか切らなかったが、１８０００枚オーダーが来ているとのこと(^^;)。これでは、仙台の店頭には並ばないっすね(T_T)。次回も店頭でのゲットは厳しそうだなあ。予約を入れないとマズいなあ。

夕食は、蕎麦を茹でて、小松菜、ネギ、とろろ、納豆を入れる。結構、こういうパターンが多いですね。

１９時のNHKニュースの、フリースタイルスキーのワールドカップの猪苗代大会のモーグルの試合で、２位となった附田選手が滑っているのを見ていたら、スキー場なんで、BGMが流れているのが聞こえた。よ〜〜〜く耳を凝らして聴いてみたら、なんと"KING OF STAGE"(RHYMESTER)であった！いや〜、素晴しいですね。ライムスターがＮＨＫニュースから流れる、ってのは、滅多に無いことでしょう(^^;)。ちょっとびっくりしてしまいました。

夜は、ダラダラとTVを観る。ＮＨＫ教育でやっていたドキュメンタリーが素晴しかった。ずっと以前に一度観たことがあるような気がしたのだが、アメリカの、ある刑務所での更正プログラムについてのドキュメンタリー。囚人と、犯罪を犯したが、まだ刑務所入りする程でもない不良少年少女達とが面会をし、囚人側から、いかに刑務所の中は自由が無く、悲惨な所であるかを語って貰い、少年少女達に更正を促すとともに自らも立ち直っていくという内容のものである。２０年前の最初のプログラムでのフィルムを放映したあと、その１０年後、２０年後の両者がどうなっているか、というのを追ったのであるが、やはりダメな人はダメ（失笑）で、両者とも刑務所で再会していたりして(^^;)。しかし、８割は両方とも更正しているとのことで、２０年振りに再会する場面なども出てきて、なかなか考えさせられるものがあった。

深夜、ちょっと飲みたくなって、先日いづみや酒店で買った蔵王のしぼりたてを飲む。ツマミは薄切りのハム。３合ほど飲んで、いい気持ちになって寝る(^^;)。就寝１時半。


MEDIALP12"7"CDCDSその他合計
今日の収穫(枚/円)-/-6/8400-/-3/3702-/--/-9/12102
これまでの収穫(枚/円)9/1614023/3446019/348204/51922/20241/180058/94436

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