レコ漁日記(2003年8月)


2003/8/29(fri)

7時半起床。朝食は、カレーうどん。今日は盛岡のDJ BAR DAIにてDEEP FUNKと題したパーティが行われる。メインのDJは、あのケブ=ダージ氏で、7月のMIDNIGHT SOUL FUNK PARTYに来て頂いた黒田さん、リンカーンさんがサポートするとあっては行かざるを得ない。盛岡は89年から93年まで4年間居た第二の故郷だしなあ。

食後、シャワーを浴びて出かける。今回はTOKさんと一緒で、高速バスで盛岡行きとなる。広瀬通のバス発着所まで歩く。仙台は久々に暑くなりそうな感じだが、盛岡はどうだろう。バス発着所に着くと、TOKさんは既に到着済み。待ち合わせ時間にちょっと遅れたので事前にチケットを買って貰っていたのだが、往復5000円は安い!10時に定刻通り出発。東北自動車道に入り、ひたすら北上する。平泉PAで休憩し、再びバスに乗って寝ていたら、もう盛岡ICだ。高速を下りて、一般道に入ってすぐの左側に大きなショッピングセンターが出来ていた。イオンのようだ。平日なのに車が一杯駐車している。タワーレコードもテナントで入っているようで、盛岡も変わったなあ。盛岡駅に向かう道路も新しいルートが出来てて、ちょっとびっくり。西口のバスターミナルに到着し、そこで下車する。盛岡はちょっと涼しい感じ。まずは東口に向かい、食事をすることに。駅前のぴょんぴょん舎で、ランチの焼肉冷麺セットを注文。最初にビールで乾杯(^^;)。焼肉は、たん塩、カルビなど。焼きつつビールを飲むうちに冷麺登場。盛岡に居た頃は辛いものが余り好きではなかったので、冷麺もあまり辛く無いものを食べていたが、今は逆に辛み好きになってしまったので、今回は辛みを別にしてもらう。でも、もう少し辛くても良かったかな、という感じ。激辛とかにしたら、死ぬ思いをするのだろうけど(^^;)。冷麺は美味しかったです。やはりスイカがポイントですね。辛みを中和させる為、食後に食べるのがいいのでしょうけど、面倒なので最初に食べてしまいました(^^;)。

お腹が一杯になったところで、次はレコ漁(^^;)。まずは、KNOWLEDGEというお店。開運橋を渡って大通り方面に歩いてすぐのビルの2階。こじんまりとした感じで、ターンテーブル2台とミキサーがあって、お店のお兄さんはBGM代わりのDJの練習の最中でした(^^;)。レコの品揃えは、ジャズ、フュージョン、ブラジル、ヒップホップ、ダンスクラシクス、ソウル、ハウスと満遍なくクラブミュージック向けのものが在庫されており、値段もそこそこ買える価格。ここでは2枚買う。

1 YO! BUM RUSH THE SHOW / PUBLIC ENEMY(DEF JAM/COLUMBIA BFC40658)LP:2980YEN
2 FRIED BUZZARD / LOU DONALDSON LIVE(CADET LPS842)LP:1880YEN

1は、説明不要の大名盤。彼等はセカンドの方で大ブレイクしたので、このファーストが好きだという人は少ないようですが、東京に居た頃、まだ駅の外にあった吉祥寺のディスクインで購入してから死ぬ程聴きました。なので、スペアです。ファクトリー・シール付きで盤質もまあまあ。このアルバムの中古は盤質悪いものが多いです。それだけ良く聴かれた場合が多い証拠でしょう。2は、ルーさんの65年のライヴ。リオ・モリスがドラムです。ファンク路線に行く前のルーさんですが、MC入りで楽しい感じでやっています。シャッフルビートの"THE THANG"がいいですね。

次は、リミックス。以前は川沿いにあったのだが、大通りの裏に移転したとのこと。行ってみると、看板はあるのだが、店が無い(^^;)。あー、こりゃ移転したか閉店したかのどちらかだなあ。諦めて、次はディスクノート。盛岡に居た頃は、本当にお世話になりました。当時は、新譜のアナログの店はここしか無かったですからねえ。週末は必ず行ってました。で、買うべきものを買う。

1 IT'S MY THING/UNWIND YOURSELF(EXTENDED EDIT) / THE MESSAGE FROM THE SOUL SISTERS/SUPER GOOD / MARVA WHITNEY/MYRA BARNES(URBAN URBX 35)12":1080YEN
2 SOMETHING FOR EVERYONE / DON CUNNINGHAM QUARTET(LUV N' HAIGHT)LP:2280YEN

1は、マストですな。最近のアーバンって、再発かと思ってたら、これは新譜なんですね。というのは、この12インチの音源は、おそらく全て96年発売のコンピCD"FUNKY DIVAS"からのものです。もしかしたら、"ESCAPE-ISM"(COMPLETE TAKE)が出てしまうかもしれない(^^;)。2は、話題のラヴンヘイトのラテンファンク。オリジナルは500枚しかプレスされなかったという超レア盤らしいです。

会計を済ませてから、TOKさんがまだチェックしていたので、ジャズのコーナーを眺めてからレジを見たら、盛岡時代にお世話になったコンタ君がいた。挨拶をして立ち話。私が居た当時の話から、現在の盛岡のレコ屋の話となり、リミックスは、先程行った場所から移動して閉店したとのこと。私が居た当時通っていた「サウンド・パル」という中古屋さんは、3年くらい前に閉店したとのこと。寂しいなあ。まあ、新しいお店も出来ているから、それはそれで仕方がないことかもしれない。で、TOKさんがレジに。彼が手にする7インチは、なんとワックワックリズムバンドだ!東京や仙台ではあっと言う間に売れてしまったものが、ディスクノートでは2枚残っていた。あと、チェック漏れていた7インチと一緒に買う。

1 THEY CALL ME ALLIGATOR/DO YOU REMEMBER ROCK 'N' ROLL RADIO? / WACK WACK RHYTHM BAND(FILE FRAD-119)7":800YEN
2 BABARABATIN'/THE CONSPIRATOR / THE QUANTIC SOUL ORCHESTRA(TRU THOUGHTS TRU7 055)7":980YEN

1は、"THEY CALL ME ALLIGATOR"ですな。2はベースラインが特徴的なミディアムテンポのファンク"THE CONSPIRATOR"がいい出来です。わざわざ盛岡まで来た甲斐があったというものです。

次は、パラダイス。ここは見るだけでした。で、最後にJAZZY SPORTへ。場所が分からないのでTOKさんと一緒に歩いていくと、上の橋のたもとだった。ああ、ここは昔古本屋だったところだな。目の前が北上川という絶妙な場所。お店に入ると、JAZZY SPORTのCHOKUさんがいらしたので、ご挨拶。レコードはヒップホップとジャズ、ソウルが置いてあり、CDやミックステープ、雑誌なども置いてある。勿論ターンテーブルからはいい音が流れ続けてました。話を聞くと、確かにここは以前古本屋さんだったそうで、3年程前に古本屋さんが出た後に入ったそうだ。凄く居心地がいいお店で長居しそうになるが、黒田さんとの待ち合わせがある為、まずCDとテープを購入する。

1 NEW AWAKENING / DJ MITSU THE BEATS(PLANETGROOVE PGCD-K1001)CD:2800YEN
2 KINCKIN' VOLUME 2 / SELECTED & MIXED BY DAISUKE KURODA

1は、このお店で買うことに意義があると思ったので(^^;)。ヒップホップだけでなく気持ちのいいビートが詰まってます。オススメです。2は、ようやく買えた黒田さんの2本目。これもヤバい曲ぎっしりですな。CHOKUさんは今晩のDEEP FUNKにも行くとのことで、またお会いしましょうということで店を出る。

駅まで歩くとかなりあるので、途中で喫茶店でも見つけたら休みましょう、と言いながら歩いていて、黒田さんと連絡をとったら、もう盛岡駅に到着しているとのこと。あせって歩いてようやく駅へ。待ち合わせ場所に黒田さんが居たので、まずはご挨拶。そして、今日のパーティが行われるDJ BAR DAIのオーナーのマリさんとスタッフのヤマヤさんともご挨拶。これから温泉へ行くということで、黒田さんから誘って頂いたので、同行することに。ヤマヤさんが運転するRV車に同乗させてもらう。近場の温泉と言ったら、御所湖の繋温泉かな、と思ってたらその通りで、車で約30分程で到着。温泉は露天もあって、ゆっくりと楽しめました。

盛岡へ戻る途中で、ケブ=ダージ氏ご一行との待ち合わせ時間に間に合わなくなったので、彼等は先にホテルにチェックインして頂くことになった。で、我々は会場のDJ BAR DAIへ。うーむ、ここは私が盛岡にいた時の会社の事務所のすぐ並びのビルの地下だなあ。懐かしい。中に入るとすぐ右手にバー・カウンターがあって、奥がダンスフロア。一番奥にDJブースとスピーカーがセットされている。木製のブースはなかなかシブい感じ。黒田さんが、ターンテーブルとサウンドチェックの為レコをかけはじめる。「JBはあんまり持って来てないんだよなあ」と言いつつ"NEVER GET ENOUGH"(BOBBY BYRD)をかけてくれたりして(^^;)。ここは、お店でレコードを持っていて、マリさんやヤマヤさんも回しているとのこと。そのうちマリさんが、黒田さんのかけるファンクに合わせて声ネタをスクラッチしたりする。マリさんはかなりの腕前でビツクリ。私もスクラッチ練習しようかな(^^;)。そして、黒田さんはお店のレコをチェックして、かけはじめる。"DUB BE GOOD TO ME"(BEATS INTERNATIONAL)のグラウンドビート風リミックス("FOUR PLAY"(HORNY HORNS)のブレイクが入る)から"NEVER STOP"(BRAND NEW HEAVIES)に違和感なく繋ぐというプレイは、超レアでした(^^;)。

そのうち、ミッキーが盛岡駅到着ということで、タクシーで近くまで来て貰うことにしてお出迎え。無事合流し、再びお店へ。黒田さんは、ケブ=ダージ氏ご一行を迎えに行き、一行が登場。まず、リンカーンさんにご挨拶。彼は私を見るなり"JAMES BROWN!"と叫んでました(^^;)。覚えて頂いて光栄です。そしてケブさんとご挨拶。で、皆で食事に行くことに。

大通りにあるお店まで、ぞろぞろと歩いていく。いやー、濃い集団ですなあ(^^;)。途中、盛岡に居た頃に良く行ってたお店が変わらず残っていて懐かしかったっす(^^;)。お店は和風居酒屋という感じ。我々3名は急にお邪魔したので、ケブさんご一行とは別れて座る形になったが、途中、ケブさんがこちらを覗いて手を振ったりしてくれて気を遣って頂いておりました(^^;)。気さくでいい方です。お酒は、地元なので当たり前ですが「菊の司」があって感激。今は亡き「銀釜」という居酒屋でよく飲んでおりました。おつまみは、どんこの味噌焼きが美味しかったです。あと地鶏の唐揚げに付いてくる青唐辛子の味噌漬けが辛くて最高でした。ああ、書いてる今、ヨダレが出て来ました(^^;)。ケブさんご一行は、食事後、DJの準備もあるため先にお店へ戻る。私は調子に乗って、締めのごはんを2杯も食べてしまった為、このお店で少し休憩させて貰うことに。ミッキーがケブさんと一緒に食事した、ということで超感激して即MOROさんに電話して自慢してました(^^;)。セッティングをして頂いた黒田さんには感謝です。

お腹一杯でDJ BAR DAIへ戻る。すでにパーティはスタートしており、地元のDJの方々が最近のヒップホップを中心に回しておりました。さすがに食べ過ぎ飲み過ぎで、ドリンクを飲む気にもならず、これはマズいと思い、一旦ビルの外に出て休憩。天気は雨模様でちょっと肌寒い。再び中に入ると、いつの間にかフロアは結構な人で熱気。この落差がたまりませんなあ。DJは、ヒップホップから徐々にジャズやファンクっぽいものに選曲をシフトしている。なかなか良く分かっていらっしゃる。やりますなあ。フロアもほぼ満員に近い状態に。盛岡にこんなにファンク好きな人がいたとは、私がいた10年前ではちょっと考えられない。

「ミナサン、コニチハー!」の声とともにリンカーン氏にDJが変わる。1曲目は、"CRAMP YOUR STYLE"(ALL THE PEOPLE)。やっぱ、いいっすよねえ。MC入れながらのスタイルは、先月の仙台の時と変わらない。その後は、"99% OF ME IS YOU"(GWEN MCCRAE)等、ユルめのファンクで一旦落としておいて、"ALWAYS THERE"、"FUNKY NASSAU"(BEGINNING OF THE END)等で再び上げるというニクい選曲。そして"YOU DON'T WANNA NOTHIN' DO YOU?"(JOHNNY SCOTTON)、"HANG UPS WE DON'T NEED"(BOBBY BYRD)の連発に発狂、一緒に「ヘガッ!」って叫んでしまいました(^^;)。"KEEP ON DANCIN'"(ALVIN CASH)の次に早めの男性ヴォーカルのファンクを挟んでから"MOVE ON UP"(CURTIS MAYFIELD)。かけている曲は先月と重なる部分があるのですが、構成が上手いですね。踊ってる最中に、JAZZY SPORTのCHOKUさんを発見し、ご挨拶。いやー、盛岡凄いです、なんて話しをしてました。

ちょっと踊り過ぎなので、外に出て休憩。いつものように焼酎ロックでガンガン飲んでしまって、ヤバいです(^^;)。フロアに戻るとDJは黒田さんに交代していた。もうフロアは歩けないような感じ。人をかきわけ真ん中あたりまで行って踊る。黒田さんは、ミディアムからアップめのファンクが中心でした。"PROMISED LAND"(NAOMI DAVIS)などの最近のものも混ぜながら、いいテンポで進みます。さすがに今日は分かる曲が少なかったです(^^;)。

そして、御大ケブ=ダージ氏の登場。MCを入れながら、女性ヴォーカルのユルめのディスコ・ファンクでスタート。徐々にBPMを上げながらも、ハッピーな感じの曲風を崩さず、フロアはゆっくりと揺れる感じ。そして、"ONE NOTE BROWN"(NEW MASTER SOUNDS)に変わって、発狂(^^;)。フロアも大揺れ。何曲か挟んだ後に、"NERVOUS"(NEW MASTER SOUNDS)で再び発狂(^^;)。というか、これをかけて踊らない人いるの?と言う感じで、フロアは踊る人のみでぎっしり。そして、ホーンリフになると歓声が上がる。勿論私も上げてました(^^;)。その後は、ちょっとBPM落としてクールダウン。というか、盛り上がり続いているのでクールダウンになってません(^^;)。そしてディープ・ファンクからディスコ・ファンクへスイッチ。絶妙な選曲ですな。ちょっと休憩の為、店の外に出ると、黒田さんから声を掛けられる。「ケブ、やばいっしょ?明日一緒に東京行きましょう!」。行きたいのはヤマヤマなんですけど(^^;)。フロアに戻ると、ディスコは続いている(^^;)。ちょっとボサ入った感じの曲や、打ち込みやラップが入った曲なども混ぜたりしているところがまたいい味出してます。そして、ファンク・タイムの始まりは、"FUNKY SO-AND-SO"(SUGARMAN THREE)。死にました(^^;)。彼は完全にフロアを支配してますね。で、"PUSHIN' ON"(QUANTIC SOUL ORCHESTRA)。もう言う事無いです。踊り倒れてしまいます。あまりに凄すぎて、ヤバいと思って外に出て休憩(^^;)。

かなり酔っぱらってる勢いで、junさんに、ケブさんが"PUSHIN' ON"(QUANTIC SOUL ORCHESTRA)かけてますよ、って電話したのだが、圏外でかからず(^^;)。ここで、TOKさん、黒田さんと立ち話。この盛り上がりは、DJ BAR DAIやJAZZY SPORT他、盛岡の音楽を愛するお店が積み重ねてきた結晶なんだろうなあ、なんて話してました。お客さんも楽しむ姿勢が違うし。仙台はもっと頑張らないと!

フロアに戻ったら、"BLACK WATER GOLD"(SUNSHINE BAND)がかかってました。しばらく踊ってから、また外に出て、再度junさんに電話。今度は繋がった。酔っぱらって電話してごめんなさい(^^;)。かなり長話をしてしまいました(^^;)。

で、その後フロアに戻ったのですが、意識不明になってしまいました(^^;)。ふと目を覚ました時には、もうパーティは終了して、フロアに残った皆でケブさん達を囲んで記念写真を撮っているところでした。私も恥ずかしながら混ぜて貰いました(^^;)。時計を見ると6時前。え、ケブさんひとりで5時間のプレイ(^^;)。凄すぎます。

で、解散となりました。黒田さん、リンカーンさん、ケブさんにご挨拶。そして、素晴らしいパーティを支えてくれたマリさん他DJ BAR DAIのスタッフの皆さんにもお礼を言って外に出る。盛岡、素晴らしかったです。また遊びに来たいなあ。

ミッキーは新幹線で帰る、ということでお別れ。私とTOKさんは、バスセンターまで歩いて行く。丁度6時半の仙台行きがあったので、それに乗って爆睡。私は、広瀬通のバス停で先に降りる。TOKさん、お疲れさまでした。部屋に戻って、シャワーを浴びる気力もなく即寝る。就寝10時。



2003/8/23(sat)

7時起床。ああ、久々に早起きだ。ネット巡回してから朝食は、野菜炒め、胡瓜の浅漬けなど。午前中は、レコード整理しながらレコ選び。今日はlive house ennにて、"Pass The Hatchet!!"というライヴがあり、東京からwack wack rhythm band、西遊記の2バンド、地元では、主催の rテデスコ&ザ・ピットメンの他、ソウル・アディクション、Modern Blue、 バーあい子、The Funky Tipitina'sと全7バンドも出るようで、毎度のことながらBGM係担当させて頂くこととなっております。午前中にlive house ennの方から電話があって、15時半に来て下さいとのこと。今日はバンド一杯出るから早いなあ。

昼食は、卵、ネギ、胡麻を入れたチャーハンを作って食べる。レコ選びはそこそこに、高校野球の決勝が気になりTVを付ける。東北高校、二塁打の連打で点を取ったはいいが、その後バントさせることないよなあ。ずっと観ているとキリがないので、消してレコ整理を続行。15時過ぎにTOKさん登場。ennはターンテーブルを持っておらず、持ち込みしなければいけないのでお手伝いに来てくれたのだ。まだちょっと時間があるので、一緒に高校野球を観ようとTVを付けたら、8回裏で2対4で負けているが、2アウトから出塁してて、チャンスとなった。いいところまでいったが点が入らず。あ、こりゃダメだな、と思ってTVを消して出かけることにする。TOKさんに車で来て頂いたので、彼の車にターンテーブルとミキサー、レコ等を積み込み出発。今日は、仙台も久々夏の暑い感じが満喫出来るような日となっており、車のクーラーが心地よい(^^;)。ennに到着してターンテーブルを降ろしてセッティング。まだバンドのリハーサルが終わっていないようで、しばらくリハを聞きながらボーッとする(^^;)。

リハが終わって、ターンテーブルの音出しやって、ようやく開場だ。今日は、開演前に30分、バンドの合間は15分、ライヴ終了後は客出しで15分くらいの予定とのことで、面倒なのでレコは少なめ(^^;)。今回は、ミキサーの前にレココレ9月号を置いてPRしつつレコードかけました(^^;)。客入れには下記のような曲をかけておりました。

1 COME DANCING / JEFF BECK(EPIC/CBS SONY 25AP120)"WIRED"LP
2 SMILING / CHARLES EARLAND(PRESTIGE 10050)"LIVE AT THE LIGHTHOUSE"LP
3 SMOKIN' AT TIFFANY'S / FUNK INC(BGP 1011)"THE BEST OF FUNK INC"LP
4 HEY WESTERN UNION MAN / GRANT GREEN(BLUE NOTE B1 7243 8 31883 14)"THE LOST GROOVES"2LP
5 FIRE EATER / RUSTY BRYANT(PRESTIGE 10014)"FIRE EATER"LP

1は、毎度お馴染み。TOKさんから、「情熱」を思い出しますよね、というお言葉を頂きました(^^;)。2は、熱いライヴ。3は便利なLPです。4は、ブルーノートの未発表曲集から。"ALIVE!"のアウトテイク、ということで、こちらも熱いファンクです。5の途中からライヴとなりました。

ライヴの最初は、Modern Blue。ドラム、ベース、ギター、パーカッション、キーボードの5人組で、ジャズファンクっぽい曲で始まり、なかなかいい感じ。3曲目は、「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」でした。歌詞の「ミック=ジャガー」を「ポール=ウエラー」と変えて歌っていたところで、このバンドの音楽性を分かって頂けると思います(^^;)。4曲で終了。もうちょっとやると思ってたので、ちょっとアセる。とりあえずブラウンをかける。

1 I NEED YOUR KEY(TO TURN ME ON) / JAMES BROWN(KING 1100)"SOUL ON TOP"LP
2 PARTY GIRL / T-BONE WALKER(BGO 116)"FUNKY TOWN"LP
3 SOULFUL STRUT / YOUNG-HOLT UNLIMITED(RHINO RNLP70039)"SOUL SHOTS VOLUME 3:INSTRUMENTALS"LP
4 SING A SIMPLE SONG / KING CURTIS(ATCO 33-293)"INSTANT GROOVE"LP
5 HOT MIX / JAMES BROWN(SMASH SRS67084)"HANDFUL OF SOUL"LP
6 FAT BAG / JAMES BROWN(SMASH SRS67080)"NEW BREED"LP
7 LAST NIGHT / THE MAR-KEYS(RHINO RNLP70039)"SOUL SHOTS VOLUME 3:INSTRUMENTALS"LP

1は、ジャジーですな。2は定番ファンクブルース。3をかけたら、女性にウケが良かったようです。4からちょっとモッズ風に。5は、小西さんご推薦(^^;)。6は、"JAMES BROWN BOOGALOO"と名前を変えてシングルカットされてます。7収録のLPはとても便利です(^^;)。

次のバンドは、バーあい子。ドラム、アコースティックギターが2人、アコースティックベース、キーボード、ヴォーカル(ハープ、カズー等)、女性コーラス3人の9人組。カントリーロック風の曲で始まり、MCのヴォーカルの人がベタベタの仙台弁で非常に好感持てました(^^;)。2曲目は、スライドギターが効いたユルめのブルース。お酒を飲みながら聴くには最高のバンドですなあ。1杯目はビールで、2杯目からの赤ワイン(最近凝ってて飲んでます)のおかわりが進みます(^^;)。3曲目は、女性コーラスのお姉さんがリードを取る「チェイン・オヴ・フールズ」。いい感じです。4曲目は、ブルースロックという感じのユルい曲。ロックンロールっぽい曲を挟んで、「ウエイト」(ザ・バンド)で締めてました。いやー、楽しめましたですね。おっと、レコかけないと。

1 MELTING POT / BORIS GARDINER(A DYNAMIC SOUNDS DY3330)"IS WHAT'S HAPPENING"LP
2 LET'S MAKE A DEAL / BEN SIDRAN(ARISTA AL 4081)"FREE IN AMERICA"LP
3 I THOUGHT IT WAS YOU / KIMIKO KASAI(CBS SONY 25AP1350)"BUTTERFLY"LP
4 PUSHIN' ON / THE QUANTIC SOUL ORCHESTRA(TRU THOUGHTS TRU7051)7"
5 YOU BETTER THINK TWICE / SHARON JONES(DESCO 1010)7"

1は、オリジナルをかけたかったのですが、見つからなかったので。2は、おしゃれなファンクですよね。奇数月の最終土曜日にランフェールで行われているパーティ"midnight rumbler"で、DJの石井さんがよくかけてます。3は、大音量でかけたい1枚。ハウスでございます(^^;)。アルフォンス=ムザーンのドラムが凄いです。4は、先日のECDのライヴのパーティで、JUNさんが回していた1枚。女性ヴォーカルが強烈なファンクです。5は続けてかけると雰囲気いいので。

で、次は、テデスコ&ザ・ピットメン。ドラム、ギター、ベース、キーボード、女性ダンサー3人の7人組。衣装が完璧60ズで泣けてきます。1曲目は、"SHAKE YOUR MONEY MAKER"。ロックンロール、アーリーR&B(リズム&ブルース)!という感じで最高です。勿論、女性ダンサーは踊りまくってまして、演奏している人も本当に楽しそうです。2曲インストが続いてMCが入り、ダンサーの女性がリードを取って、ダーレン=ラヴの曲をやって、次もロックンロール!非常に分かり易くて楽しいです。その次の曲は"RINKY DINK"という曲で、ステップがある、ということで、ギターの方々が振りの見本を見せてくれてました。「ボックス・ステップ」といってたので、足で箱を描くように踊る、ということですね。インストのロックンロールに合わせて、皆さん楽しそうに踊ってました。ここで、MC。このバンドは、元々「ミシシッピ・アリゲーターズ」というバンドに他のメンバーが参加して出来たということで、その「ミシシッピ・アリゲーターズ」時代のレパートリーをやるということになり、またもやストレートなロックンロール・ナンバーを披露。ドラムスは、ダンサーのお姉さんがドレスをたくし上げて叩いておりました。いいっすよねえ(^^;)。踊り方は、「ホース」で踊る曲のようでした。好きなお客さんが、最前列で「ホース」で踊っていたらしく、MCでお姉さんがビツクリしていたようです。で、"RIDE YOUR PONY"(LEE DORSEY)やって、シャッフルビートのロックンロール、インストの曲に続いて、最後は、アップテンポの"GREEN ONIONS"(BOOKER T & THE MG'S)。言う事無しっす。で、次はソウル・アディクションなのでブラウン絡みの7インチで。

1 GET UP I FEEL LIKE BEING LIKE A SEX MACHINE / JAMES BROWN(KING 6318)7"
2 I GOT THE FEELING / SHARON JONES(DESCO 1010)7"
3 PASS THE PEAS / THE JB'S(PEOPLE 607)7"
4 IT'S MY THING / MARVA WHITNEY(KING 6229)7"
5 FUNKY KING PART 1 / FUNKY KING(KOHHAK S-20)7"
6 ANSWER TO MOTHER POPCORN / VICKI ANDERSON(KING 6251)7"

1は、ゲロッパ!ですな(^^;)。2は、カヴァー。3は説明不要でしょう。4、5は、キーボードの山川さんが喜ぶと思って(^^;)。6も私の定番です。途中、ヘヴィファン@仙台にも来て頂いた青森のあらいさんが登場。びっくりして話をしたら、夏休みを一週間ずらしたとのこと。お疲れさまです。などと話しているうちに、ソウル・アディクションがスタート。1曲目、何でしたっけ?この曲(^^;)。2曲目は、"JUST GROOVIN' NOW"。そのあと、ちょっとしっとりと"EYES ON"。それから中鉢氏のMC。相変わらずですが、楽しいMCで最高でした(^^;)。で、新曲"REAL STORY"へ。ギターのカッティングがさわやかな感じのミディアムテンポのナンバー。相変わらずキャッチーでいいですねえ。で、"CHOCOLATE BROWN"、"THANKS GOD FOR FRIDAY"、"GET ON THE BUS"と3連発で終了。お疲れさまでした。外は久々に暑いので、夏らしい曲から始めてみようと思いました。

1 サマージャム’95 / スチャダラパー(TOSHIBA-EMI TOJT-8998~99)"5 TH WHEEL 2 THE COACH"2LP
2 SHININ' YOU,SHININ' DAY / CHAR(SEE SAW/CANYON WF-9003)"CHAR"LP
3 SEXY WOMAN / 大上留利子(NONSTOP/WARNER-PIONEER L-10090A)"TYPHOON LADY"LP

1は、夏のジャパニーズ・アンセムですな。2は、またまた石井さんのネタ。CHARは息子さんが若い人に有名らしくて、今は、そのパパ、ということで知られているらしいです(^^;)。3はかけ続けます(^^;)。途中でヘヴィファン@仙台、伊達ファンク等でお手伝いをして頂いたクマさんが登場。伊達ファンクの時に撮った写真を見ながら色々話をする。で、次はThe Funky Tipitina's。失礼ながら、ここでTOKさんと一緒に夕食タイム。さすがに15時半からぶっ続けでやってると疲れます。飲み過ぎて眠くなっているのもあるなあ。外に出ると暑い。中は冷房が効いているので、これくらいが丁度いいなあ。近くのミニストップで、稲荷寿司とリンゴジュースを買って中で食べる。一息付いて、またennに戻る。

The Funky Tipitina'sは、名前の通り、ニューオリンズ物がメインのバンド。戻った時は、丁度ピアノが効いたスローナンバーから、"Tipitina"のメドレーというところで、いい感じでしたね。"LI'L LIZA JANE"で終了、と思いきや、"CISSY STRUT"を最後にちょっとやってくれました。やっぱ、ニューオリンズ、いいっすね。さて、次はちょっと手抜きしよう(^^;)。

1 STRANGLING ME WITH YOUR LOVE / DEFUNKT(HANNIBAL HNS 1201)"THE RAZOR'S EDGE"12"
2 HOLY-GHOST / THE BAR-KAYS(STAX/FANTASY D-123)12"

1は、泥臭いファンク。長いです(^^;)。2も長いです。でもライヴが始まってしまい、一番聞かせどころのティンバレスソロに至らなかったのが残念です。この頃、JUNさん、KATOさんも登場。で、次のバンドは西遊記。東京からということでちょっと興味ありました。全てオリジナルで、ロック、ソウル、レゲエのフレイヴァーを感じさせる、ちょっとほのぼのとした曲風がなんとも言えずいい味出してましたね。申し訳ありませんが、この頃には飲み疲れてサイダー飲んで休憩してました(^^;)。で、いよいよワックワックリズムバンド、ということで、モッズ系ブラウン関連を。全て7インチです。

1 SUDS / JAMES BROWN(KING 5485)
2 MAMA'S GOT A BAG OF HER OWN / ANNA KING(END 1126)
3 PAPA LEFT MAMA HOLDING HTE BAG / THE JEWELS(DYNAMITE 2000)
4 OUT OF SIGHT / JAMES DUNCAN(KING 6039)
5 HONEST I DO / JAMES CRAWFORD(OMEN 12)
6 I FOUND YOU / YVONNE FAIR(KING 5594)
7 CROSS FIRING / JAMES BROWN(KING 5573)
8 NIGHT TRAIN / JAMES BROWN(KING 5614)
9 DANCIN' LITTLE THING / JAMES BROWN(KING 5899)

このあたりは、ヘヴィファン@仙台、大阪あたりでかけてるので解説不要ですね。2は、ブラウンファミリーに入る前の曲です。で、ようやくワックワックリズムバンドの登場です。

MC兼サックスのお姉さんが、「ワックワックリズムバンド、イン、仙台!」と叫んで演奏スタート。ホーンが分厚い感じでいいっすね。1曲目は、"THEY CALL ME ALILIGATOR"。さすがに10年選手だけあって、演奏はしっかりしてて、いいグルーヴ出してます。2曲目は、"A SWALLOW FLIES HIGH"。トロンボーンがいい味出してますね。次に、ちょっとレゲエ風のユルめのリズムの曲をやってからMCへ。仙台は3回目だそうですが、現メンバーでは初めてだそうです。で、次の曲は、"ST. THOMAS"(SONNY ROLLINS)をアップテンポにアレンジしたもの。いやー、踊れますよね、これ。次は"CAPTAIN OLMECA"。で、またMC。サックスのお姉さんの「仙台暑いね」とのお言葉に、お客さんから「脱げ脱げ!」の言葉(^^;)。本当に脱いだら、ワックワックのTシャツ着てまして、「CDとTシャツ売ってますので、終わったらすぐ帰らないで下さい」との上手いフォローアップでした(^^;)。次は、ロボットコンテストの映画の挿入歌、"HIGH STREET SWINGER"、そして続けざまに"WACK WACK RHYTHM ISLAND"。ライムスターのラップが入らないとちょっと地味ですが、お客さんは楽しそうに踊ってました。で、またメドレー風に続けて"DREAMS COME THROUGH"。ちょっとガラージっぽいのですが、メロディーは悲しい感じで不思議な曲です。そして、最後の曲はわからなかったのですが、曲に乗せてメンバー紹介してました。

当然の如くアンコールとなり、「今日呼んで頂いたテデスコ&ザ・ピットメンの皆様に捧げます」ということで、"LAST NIGHT"(THE MAR-KEYS)。なんだ、俺かけてるじゃん(^^;)。でも生のライヴの方がいいなあ。で、そこからメドレーになりまして、まずは、"ALLIGATOR BOOGALOO"(LOU DONALDSON)、そして、聞き覚えのあるギターのカッティング。そうです、「パパのニューバッグ」でございます。いいねえ、やっぱブラウンですよ。で、途中に「アイ・ガット・ユー(アイ・フィール・グッド)」のフレーズを挟んだりするところがニクいですなあ。で、次は、"SOUL FINGER"(THE BAR-KAYS)。あ、これって、今日持ってきた"SOUL SHOTS VOLUME 3:INSTRUMENTALS"LPに収録されてるなあ。彼等の誰かはこのアルバム絶対持ってるぞ(^^;)。"WACK WACK"(THE YOUNG HOLT TRIO)も入ってるし(^^;)。

以上で終了。踊らせて頂きました。客出しは、"THAT'S MY DESIRE"(JAMES BROWN)で始めて、折角なのでブラウンで通そうと思って最初はユルい曲ばかりかけてました。でも、やっぱ踊れる曲もかけようと思って、"GIVE IT UP OR TURNIT A LOOSE"とかガンガンにかけたりもしてました(^^;)。

で、青森のあらいさんと立ち話。彼もレココレを購入して頂いたそうで深謝です。88年の特集の時も購入して読まれていたようで、それに比べると今回の充実ぶりに驚いておられたようです。で、いい情報を頂いたのですが、若手のシンガーの森広隆さんが、ブラウンの曲、"MINE ALL MINE"(UNIVERSAL JAMES収録)をカヴァーしているとのこと。シブい曲を何でまた?という感じですが、早速チェックしてみます。いつも情報ありがとうございます。

で、レコード買わないと日記にならないので、物販コーナーへ。

WACK WACK RHYTHM BAND / WACK WACK RHYTHM BAND(FILE FRCD-116)2700YEN

最後の1枚のCDだったようです。さすがに7インチは最初から持って来てなかったようでした。トランペットのお姉さんから、「いいTシャツ(ブラウンの顔入りTシャツ)着てますね」と言われたので、つい、「ジェームス=ブラウン愛好家ですから」と応えてしまいました(^^;)。で、後片づけをして、打ち上げに行こうと思ったのだが、さすがに7時間以上やってると、もうその気力も無くなって、食事をして帰ることにする。ennのスタッフの皆さんと、主催のテデスコ&ザ・ピットメンの方にご挨拶して外に出る。

おお、外は微妙な暑さ(^^;)。TOKさん、JUNさん、KATOさんと白木屋に行く。飲み物とツマミを頼んで乾杯。どうもお疲れさまでした。特にTOKさんは、ずっと立ちっ放しなので本当にお疲れさまでした。私は椅子に座ってDJしてたので、それほどでもなかったのですが(^^;)。オヤジはラクしないとなあ(^^;)。途中、MIKAKOさんが合流して、BLACKNESS BURGERの打合せや、来週のROOT PARTYの打合せなどをやってました。で、彼女がDROOMへ行くということで抜けた後は、ダラダラと音楽談義など。3時過ぎに解散。部屋に戻ってすぐに寝る。就寝3時半。



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