レコ漁日記MARVA WHITNEY with オーサカ=モノレール 来日ツアースペシャル版(2006年6月3日:福岡ROOMS)


2006/06/03(sat)

5時起床。外が明るい季節になってきましたね。今日からMARVA WHITNEY with オーサカ=モノレールの来日ツアーのスタートだ。まさか生でマーヴァが観れるとは夢にも思っておりませんでした。中田さん始め、サポートするオーサカ=モノレールの皆さんに感謝。

支度をして出掛ける。6月とはいえ、朝は少し肌寒い感じ。駅まで歩いて、リムジンバスに乗って仙台空港へ。搭乗手続して、8時過ぎの福岡行きの便に乗る。飛行中は爆睡。10時くらいに福岡着。空港降りると暖かい、というよりは少し暑いくらい。同じ日本でも違いますなぁ。早速地下鉄に乗って、今夜の会場のROOMSの最寄り駅の天神で降りる。

まずは、会場の確認。

2階がレストラン

で、睡眠不足の為、近くのネットカフェで休憩。横になれる個室が借りられたので仮眠しようとしたが、興奮して眠れず(^^;)、ダラダラとネットを。15時前に店を出て会場へ。その前に遅い昼食を、と思い、会場向かいのリンガーハットへ。福岡、暑いくらいだったので、まずビールを(^^;)。そして、お店のオススメの、「からまろちゃんぽん」を注文。辛くて美味しかったですが、普通のちゃんぽんでも良かったかなぁ。

昼に飲むビールは美味い(^^;)こう見えても野菜豊富でした

お腹も一杯になってから、ROOMSに入る。2階のレストラン脇にもマーヴァのポスターが張ってあって、ちょっといい感じ。

2階の看板ポスター、いいですね

会場に入ると、モノレールのメンバーやRDのスッチがリハーサルや会場設営の準備中。皆さんにご挨拶。スッチは、今回のツアーでステージ後ろに掲げる"IT'S HER THING!"という文字の装飾を作成中。ブラウンで言うと、ソウル・トレイン出演時のステージ後ろに"JAMES IS NO.1"という文字が掲げられてましたが、あんな感じのイメージでしょうか。文字を貼り付ける準備を手伝う。

ツアー最後まで大活躍(^^;)

そして、各メンバーが音を出し始めてリハの準備。中田さんが登場、ご挨拶。一緒にいた今回ツアーのマーヴァのマネージャー兼DJのパリともご挨拶。バンドのリハーサル開始。いやー、コレはヤバい、という感じの演奏。"UNWIND YOURSELF"は、オリジナル?という感じで、しかも中田さんがマーヴァの替わりを勤めて、念入りなリハーサル。そうでしょうねぇ。モノレール自体、マーヴァの曲をきちっと演奏出来ても、彼女のヴォーカルに合わせて、ステージとして仕上がるか、というのがツアーの一番の課題でしょうからねぇ。そのうち、マーヴァ登場。今年62歳とは思えない若い感じ。"I MADE A MISTAKE"でリハーサル。声も昔と殆ど変わらず、ビビる(^^;)。これはとんでもないことになりそうだと思いました。リハーサル終了後、彼女はホテルへ移動。モノレールのリハは続く。今日は、公演トータルのほぼ全曲リハーサルしてましたが、もう言葉が出ないくらい素晴らしい内容で、中田さん始め、モノレールの方々がこのツアーにかける意気込みを感じましたね。で、私は、入り口の物販コーナーを盛り上げるため、秘蔵のマーヴァ写真、広告をカラーコピーしたものを貼り付ける作業をする。ツアー持ち回りで全会場でご覧頂く予定です。


壮観ですなスッチ、準備中(^^;)

私は物販のお手伝いをしようと思い、物販テーブル後ろで待機。そのうち、今日の地元のDJ担当のSOUL DRESSINGの方々が登場。ご挨拶。開場前から予約チケットを購入する方々がひっきりなしに訪れてくるのは、公演に対する期待の高さを物語っているのでしょう。訪れる方の中に、板東さんを発見、ご挨拶。3年前のブラウンの福岡公演以来ですね。相変わらずニコニコと元気でした。今日は39年振りにマーヴァに会えると、楽しみにしているとのこと。やはりこの人は別格ですな(^^;)。待ち合わせがあるので、また来るということで一旦帰られました。で、ある女性の方から声をかけられる。Yさんという方で、3年前のブラウンの公演後、JB’S BARでご一緒した方とのこと。あの時は酔っぱらってたので、記憶が余りなくて覚えてないことを謝る。その時にブラウンの74年の初の福岡公演のことを話して頂いたようで、チケットをプレゼントに持ってきたとのことで、頂く。


これは珍しい縦型チケット

貴重なものを有り難うございます。ライヴが終わった後は、JB’S BARに行く予定とのことで、また後でお会いする約束をする。開場時間が過ぎて、続々とお客さんが入ってくる。物販コーナーは、まだ買い物する人は少ない。パリがやって来て、一連の広告やポスターを見てビツクリしてました(^^;)。メールアドレスを教えてくれ、とのことで名刺を渡すとニヤリと笑ってくれました(^^;)。で、彼は、オランダのロンやドイツのハインリヒとも仲が良いらしく、"WHAT A SMALL WORLD!"と、またビツクリしてましたね。世間は狭いものです。そのうちライヴが始まりそうだったので、フロアへ。人が凄いです。後ろの方でビールを飲みながら、パリのDJを楽しむ。"KEEP ON DOIN' WHAT YOU'RE DOIN'"(BOBBY BYRD),"ANSWER TO MOTHER POPCORN"(MYRA BARNES)等、ブラウン・ファミリーのファンク、"SHOTGUN SLIM"(DYKE & BLAZERS)等、定番ファンク、レア・ファンクを織り交ぜながらの7インチ・オンリーのプレイでした。で、ライヴがスタート。最初はモノレールの単独ライヴ。では、セットリストを。

SHOW STARTED 20:38
OSAKA MONAURAIL SHOW

1 DOWN AND OUT
2 GIVE IT UP OR TURNIT A LOOSE
3 RUMBLE 'N STRUGGLE
4 NEW NEW TYPE THING
5 EVIL
6 MOTHER POPCORN

明らかにマーヴァ・ツアー向けに考えられた選曲ですね(^^;)。2は、7インチ・ヴァージョンです。5にのせての中田さんのMCがよかったですね。「今日来てくれてはる皆さんが、日本という地で初めてマーヴァ=ホイットニーのソロ・ツアーを目撃する人達です」「俺達もホンマ見たことないもんなぁ」「奇跡ですよ、奇跡!」そうですよねぇ、奇跡ですよ、奇跡。感慨に耽りました。で、6で、マーヴァがいた時期のブラウン・フレイヴァーをたっぷり味わせて頂いた後、パリのDJを少し挟んで、いよいよ彼女の登場です。まず、中田さんのMCで、彼女のヒット曲が呼び上げられ、会場は盛り上がる。"SOUL SISTER NO.1!THE ORIGINAL FUNKY DIVA HERSELF!LOVELY!CHARMING!MARVELOUS!MISS MARVA WHITNEY!!!"のMCの後、長いIT'S MY THINGのインストで盛り上がった後、マーヴァ登場。では、まずセットリストを。

MARVA WHITNEY SHOW WITH OSAKA MONAURAIL

SHOW STARTED 21:21

1 I MADE A MISTAKE BECAUSE IT'S ONLY YOU
2 THINGS GOT TO GET BETTER
3 YOUR LOVE WAS GOOD FOR ME
4 KANSAS CITY

OSAKA MONAURAIL SHOW

5 IN THE MIDDLE
6 THE POPCORN
7 TIGHTEN UP

MARVA WHITNEY SHOW WITH OSAKA MONAURAIL

8 DADDY DON'T KNOW ABOUT SUGAR BEAR
9 THIS GIRLS IN LOVE WITH YOU
10 WHEELS OF LIFE
11 WHAT DO I HAVE TO DO TO PROVE MY LOVE TO YOU
12 HE'S THE ONE
13 IT'S MY THING

ENCORE

14 I AM WHAT I AM
15 SUNNY

SHOW ENDED 22:48


金色のドレスを着たマーヴァが登場。思わず後ろから前の方に移動(^^;)。1曲目、本当にマーヴァが歌っている!と感激しましたねぇ。40年弱前に活躍したアーティストなので、姿を観れるだけでも、という気持ちだったのですが、そういう柔な気持ちを吹き飛ばしてくれるくらいのパフォーマンスでした。やはり「あの声」が健在だということが信じられなかったです。勿論40年弱という時間による変化はありますが、間違いなくマーヴァ本人であることが強く伝わってきて、「ああ、マーヴァだ、マーヴァだ」と思って、しばらく口を開けて呆然とステージを眺めておりました。

で、THINGS GOT TO GET BETTERでは、平石さんがソロをとったり、バンドとの絡みもまずまず。3曲目のYOUR LOVE WAS GOOD FOR MEが嬉しかったですね。アレンジが、"WHAT DO I HAVE TO DO TO PROVE MY LOVE TO YOU"(KING 6202)のB面収録のヴァージョンだったこと。この曲はこのヴァージョン以外に3回シングルで切られてますが、これだけ別ヴァージョンで、この曲が一番いいと思っております。しかし、このKING 6202がレアで、最近再発されましたが、この曲とのカップリングではないので、なかなか皆様が聞きづらいのが残念です。そして4曲目のKANSAS CITY、67年のアポロヴァージョン。カンザス・シティ出身のマーヴァのご当地ソングですな。曲が終了後、67年のアポロのライヴと同じように、"KEEP IN MIND THAT MARVA WHITNEY WILL BE BACK!!!"という中田さんのMCで、マーヴァはお色直しで一旦引っ込む。

ここからモノレール単独で20分位のライヴなのですが、この演奏がまた凄い。IN THE MIDDLEは、オリジナル?と思うくらい完璧でした。6曲目のTHE POPCORNは、イントロの掛け声から、曲中の"COME ON!!!""HEY!!"のコール&レスポンス、楽しめましたですねぇ。そして7曲目のTIGHTEN UP。ダラスヴァージョン。言う事無いです。

再び、中田さんのMC,"LADIES AND GENTLEMEN,RIGHT ABOUT NOW,ONCE AGAIN,MARVA WHITNEY SHOW!!!"で、マーヴァが水色のスパッツ風の衣装にショールを纏って登場。なんとシュガーベアを歌うとは!しかもヴォーカルは、当時のレコそのまま、という感じ。失神しそうになりました(^^;)。9曲目、THIS GIRLS IN LOVE WITH YOUのバカラック・ナンバーで、ちょっと和んだ後、10曲目は、なんとリン=コリンズのデビュー曲。彼女は15歳でこの曲を書いたのよ、と紹介しながら歌ってました。中田さんをマエストロ、と呼んで、会話しながら歌ってまして、最後に中田さんが、「次の曲は、UNWIND YOURSELFとWHAT DO I HAVE TO DO TO PROVE MY LOVE TO YOUのどちらがいいですか?」と言ってたとのこと。中田さんのリクエストで11曲目はWHAT DO I HAVE TO DO TO PROVE MY LOVE TO YOU。短い曲なんですが、ここでは一通り曲が終わった後、メンバーがソロ回しをする展開のアレンジ。まず、ボスマン、とも呼ばれた中田さんのオルガンソロ。これは、マーヴァがWHAT?とのヴォーカルの呼び掛けに対してオルガンを弾く、という、ブラウンとメイシオの掛け合いのような感じで最高でしたね。で、"HE'S BAD!GO AHEAD!"という称賛とともにドラムソロ、そしてベースソロ。ツアー初日とあって、マーヴァとモノレールとがお互いのグルーヴを探っているような感じもありましたが、この曲でふっ切れた、というか一体化した感じでしたね。本日のハイライト曲でしょう。12曲目のHE'S THE ONEは、ブラウンのSHE'S THE ONE風アレンジでしたね。で、13曲目のIT'S MY THING、お待たせしました、という感じ。やはりこの曲ですよ。バリトンサックスを効かせたホーンアレンジが良かったですね。1コーラス終わった後、ホーンが入るブリッジで、ホーンに合わせての拍手の演出、マイク=ダグラス・ショウそのままで、グっとキましたですね(^^;)。やはり、モノレールの皆様、良く分かっていらっしゃいます。で、この曲でライヴは終了。当然のアンコールで、まずモノレールが出て来て、中田さんが、マーヴァのカムバックに拍手を、ということで、34年振りのニュー・シングルが今月発売、更にアルバムもリリース予定と紹介。期待したいですね。ここで、マーヴァが出て来て、中田さんのMCが長いので、"WHAT YOU SAID?"と聞いて、皆笑ってました(^^;)。アンコール曲は、そのニュー・シングル、I AM WHAT I AM。"I MADE A MISTAKE BECAUSE IT'S ONLY YOU"と"TAKE ME JUST AS I AM"とを足して"SEX MACHINE"で割ったような曲(失笑)。最高です。そして、最後にパリ・ヴァージョンの「サニー」をさわりだけ歌う、というのが憎い演出でしたね。とりあえず、撮った写真を掲載します。


似たような写真ばかりで済みません(^^;)。人が一杯だったので、かき分けて前に行って撮影、というわけにもいかず、こんな感じのしか撮れませんでした。デジカメも古いので、いつも買い替えようと思っているのですが、ブラウンとの2ショット等、いままでの記念映像が入っていると 思うと、「まだまだ、壊れるまで」と思うんですよね(^^;)。

終了後、物販コーナーでサイン会。Tシャツ、CDなど、売れまくりです(^^;)。とりあえず、福岡限定物は無いので、札幌オリジナルのTシャツも売ってたのですが、見送って何も買わず。ひたすら店員さんとして頑張りました(^^;)。


只今サイン中。後ろで見守るのはDJパリ


マーヴァは、一人一人丁寧にサインしてましたね。名前を入れて、との依頼にも嫌な顔をせず、綴りを聞いて、きちんと書いてました。物販コーナーの忙しさも一段落した所で、広島のアダチさんから声を掛けられる。3年前の広島のヘヴィファン以来でご無沙汰です。明日は都合が悪いとのことで、初日の福岡に来られたとのこと。お疲れさまです。

サイン会も終了したところで、私はJB’S BARへ移動。場所はタクシーで2メーターくらいの所だったので、ラッキーでした。お店に入ると、今日のライヴを観た方々が大勢詰めかけていらっしゃいました。先程お会いしたYさんがお友達と一緒にいらしたので、混ぜて頂き、色々話をする。板東さんの手が空いたのでご挨拶。3年前に楽屋口でブラウンと一緒に撮った写真の、私のカメラでないヴァージョンを焼き増し、拡大したものを頂き、感激。

その後も、今日のライヴの感想など、色々話は尽きず。今夜は、モノレールと一緒に移動するので、出発時間前にはおいとますることに。前回は店内を撮影出来なかったので、記念に沢山写真を撮らせて頂きました(^^;)。


私が2002年に関夫妻とブラウンと一緒に撮った写真も張られてまして、ちょっと恥ずかしいです(^^;)。93年の福岡公演のポスター、格好良いですね。おそらく、その時の公演のブラウンのライヴ前のこの写真、なかなかでした。

左奥に吉岡さんが居ますね(^^;)


板東さんとはもっとゆっくり話をしたかったのですが、お店を切り盛りしながらなので、余り時間がなく残念でした。次回、また機会があったら、ということで挨拶してお店を出る。

タクシーでROOMSまで戻ると、丁度モノレールのメンバーが移動車に機材積込中。窓にはマーヴァのツアーのポスターが(^^;)。

このポスター最高です

出発は4時くらいだったと思います。これから大阪まで長い旅です。



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