• 自叙伝「俺がJBだ!」文庫化(2003/9/9)

    というわけで、9月2日に発売されました自叙伝「俺がJBだ!」の文庫版の紹介を致します。

    カバー
    帯付きカバー(^^)

    ブラウンの自叙伝は、BIOGRAPHYのページに写真だけ載せておりますが、1986年にMACMILLAN PUBLISHING COMPANYから出た「JAMES BROWN THE GODFATHER OF SOUL」(JAMES BROWN WITH BRUCE TUCKER)が一番最初です。これは、JAMES BROWNの証言を元にBRUCE TUCKERが資料などを集めて書いたものだと言われております。以後、THUNDER'S MOUTH PRESSからペーパーバック化され、版を重ねており、この原書を元に翻訳し、1993年にJICC出版局から出されたのが、今回の文庫の元本となる「俺がJBだ!」のハードカバーとなります。ということは、丁度10年経って文庫化された、ということですね。そのハードカバーについて、当時、パソコン通信でレヴューをしておりましたので、参考に下記に載せておきます。(原文ママ)

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    #3662/4391 BLACK
    ★タイトル (WWJ47721) 93/ 5/ 8 12:55 ( 58)
    【JAMES BROWN!】自叙伝:俺がJBだ! 爆風銃
    ★内容
     というわけで、黄金週間に色々と書こうと思っていたのですが、落ち着く日が一日も無くて書けずじまいでした(^^;)。この土日では、ちくちく書いて行きたいと思います。

     で、自伝なんですが、4月27日初版発行で、発売されたようですが、一ケ月くらい前に入手していました(^^;)。なんだかなあ。

      書名:ジェームズ・ブラウン自叙伝 俺がJBだ!
      著者:ジェームズ・ブラウン ブルース・タッカー
      訳者:山形浩生 渡辺佐智江 クイッグリー裕子
     出版社:JICC(ジック)出版局(税込2600円)
      装丁:湯村輝彦 金井充(フラミンゴスタジオ)

     土屋ヒデル氏のイラストで、生々しいJBの姿が表紙になっております。この本は、90年にニューヨークのTHUNDER’S MOUTH PRESSという出版社から出されたものの和訳本であります。以前SKAさんより情報を頂いて、入手したのはいいのですが、読む根性がなく(失笑)、ほこりを被っていたのですが(^^;)、今回の日本語版の登場により、比較して読むために原書もひっぱりだして平行して読んでみました。

     まず、日本版にケチを付けるようで心苦しいのですが、共著のブルース・タッカーの謝辞の最後の註を見て、私は気が抜けてしまいました(;;)。

     (1)クリフ・ホワイト作成のディスコグラフィーは、作成時から年月が経過
       しているため、日本版では割愛した。
      (2)本書に掲載された写真は日本版独自の編集による。

     この2つの註のおかげで、この本の半分以上の価値が失われてしまったと言ったら言い過ぎでしょうが、こりゃ、ないっすよねぇ(;;)。クリフ先生のあの労作(JBとファミリーの、シングル・アルバムを年代順に全て網羅している)を、ヴェトナム公演が記録されているあの貴重な写真を、日本の皆様 に味わって欲しかったと私は思います。ひと声かけてくれれば、ディスコグラフィー作成なんて、いくらでも協力してあげたのに(笑)。まあ、日本版を読み進めるにしたがって、そういう不満がつのってきたのは事実ですね。BOXSETの「STARTIME」を聴きつつ、ライナーを読みながら 読む、という方法がベストではないでしょうか。JBに関係した重要人物(ベン・バート等)の写真があるとないとでは、理解の度合いも全然違ったものとなるのでしょうに。写真の版権が高いとか、そういう事情もあるのでしょうが、ここは原書に忠実にきっちり載せて欲しかったです。

     まだ1回しか通して読んでいないので、中身については詳しく触れませんが極貧の少年時代、一人で過ごすことの多かったJBが、独自の人生観を築き、エンターテイメントの世界に入っていく、といった内容となっています。自分の曲についての解説もあるので、私のようなJBフリークにも充分読み応えがあります。新たな発見がぞくぞくと出てきたりして、結構興奮して一気に読んでしまったくらいですから。

     彼のファンのみならず、今回のミソンパで興味を持った人(笑)、ラップに入れこんでいる人等、あらゆる方に一読することを御薦めします。CD1枚とちょっとで、JBワールドに没入できるんですから、安いもんです(^^;)。

     BGM:STAR TIME(ポリドールPOCP9019/22,8200YEN TAX INCLD) / JAMES BROWN    本と合わせて10800円で、JBの全てがわかるぞ(^^;)
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    うーむ、10年前と今の私は全く変わらないことが証明されただけですね(^^;)。この時点では、86年のハードカバーの存在を知らず、ペーパーバックしか持っていなかったので上記の記述となっております。内容については言うべきことを言っているので、これ以上のコメントはありません。

    というと手抜きになりますので、少しコメントを。で、今回の文庫化では、上記写真を見ても分かるように、装丁はフラミンゴスタジオではありません。あと、本文中に掲載されていた写真は一切無くなりました。これらは予算の関係なのでしょうか。ちょっと寂しいです。で、相変わらずディスコグラフィは付いておりません。10年経っても状況が変わりません(失笑)。やっぱり自分でやるしかないのだろうなあ。このHPを立ち上げた原点はそこですからねえ。

    とは言え、天下の文春文庫様ですから、街の小さな本屋さんでも購入出来るような状況になっているというのは素晴らしいことです。ブラウンの露出度としては前回のハードカバーと比べたら段違いです。写真が無くなったので、正にこれは「聖書」ですね。ブラウンファンは、常に持ち歩くようにして頂きたいものです。勿論私は購入して以来、常に持ち歩いております。価格も安くなって買い易いので、皆様是非一家に一冊のご購入、宜しくお願いします。特にバンドをやっている方は、是非購入して一読すべきだと思います。エンターテイメント業界で生き抜く為には何が必要か?というヒントがぎっしりと詰まっています。

    最後に、正誤表と言いますか、ハードカバー時に発見した誤植、誤記が文庫化でも訂正されていなかったので、気付いたところだけ書いておきます。他に情報ありましたらご連絡頂けると幸いです。

    228ページ 14行目

    誤:「シャウト・アンド・シャイミー」
    正:「シャウト・アンド・シミー」


    241ページ 8〜9行目

    誤:「シャウト・アンド・シャイミー」
    正:「シャウト・アンド・シミー」


    294ページ 18行目

    誤:1963年3月20日
    正:1966年3月20日



    しかし、「シャウト・アンド・シャイミー」って、2回も誤記しているのはちょっと恥ずかしいですね。248ページでは「シャウト・アンド・シミー」って、きちんと書いてあるのに。

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